■ごあいさつ
はじめまして、作曲家の山内雅弘です。
このページをご覧いただきありがとうございます。
このたび私は、2021年6月5日(土)に、東京文化会館において作曲個展を開催することにしました。
私は今まで、40年以上にわたり作曲をしてきましたが、昨年には還暦も迎えたこともあり、これまでの作曲活動のひとつの節目として作品個展を開催しようと思い立ちました。
私にとってはこれが初めての個展です。
■このプロジェクトで実現したいこと
個展を開催するにあたって、最初から決めていたことがありました。
それは、今回発表する曲全てを新作とすることです。
個展というと、ふつうは旧作と新作とで構成されることが多いのですが、今回はあえて全ての曲を新作とすることにしました。
これはかなり大変なことで、私自身、実現が可能か迷った時期もありました。
しかし、今現在の私の創作のあり方を知って頂くためにも、全曲初演という形にこだわり、挑戦してみようと決心したわけです。
全曲初演ということで、作曲するだけでも大変なことなのですが、今回は演奏会へ向けた業務のほとんどを自分一人で行うことにしました。
また、当然ながら、演奏会にかかる経費は全て自己負担となります。
特に、今回はいろいろな楽器編成の作品を作ろうと考えましたので、ご協力頂く演奏家は13人にもなり、出演料も大きく膨らむことになりました。
その他にも、会場費、印刷費、録音費など様々な経費を加えると、演奏会を開催するためには総額150万以上の経費が必要となります。
これは、個人の出費としてはかなりな高額といえます。
そこで、クラウドファンディングでみなさまのご支援を賜れればと考えたわけです。
個展のチラシ(表面) (裏面)
■これまでの活動
もう少し、私自身のことをお話ししたいと思います。
私は現代音楽の作曲家です。
現代音楽といってもピンとこない方も多いと思いますし、難解で不快な音がする音楽と思っている方も多く、実際、なかなか支持を得られにくいタイプの音楽だと思います。
私はそのような現代音楽を中心に作曲を続けてきたわけですが、特にこの10年はオーケストラ曲の作曲に没頭してきました。
2014年にはオーケストラ作品4曲を収録したオーケストラ作品集CDもリリースしました。
http://www.kojimarokuon.com/disc/ALCD99.html
オーケストラ曲のいくつかはYou Tube にアップしていますので、すぐにでもお聴きになることができます。
それを聴いて頂ければ「ああ、このような曲を書いているのだな」と大体の作風がお分かりになることと思います。
基本的には楽器の特殊奏法も多用した、かなり現代的なスタイルの作品となっています。
SPANDA〜ヴィブラフォンとオーケストラのための (2018)
管弦楽のための協奏曲 (2012)
ちなみに、2006年の全日本吹奏楽コンクール課題曲に選ばれた「架空の伝説のための前奏曲」、そして、これまでに手掛けた30本近いCM音楽のひとつで、コナミのゲーム「幻想水滸伝」のCM音楽として作曲された「予感」などもYou Tubeでお聴きになれます。
この2曲は、ある意味、私にと