Bモデルでは、日本の文化体験など日本でやりたくても、コロナの状況であったり、或いは旅行のために時間やお金といった莫大なコストをかけられない状況の中で、もっと気軽にサービスを受けることができます。
つくば市で実証実験
Aモデルについては、つくば市で実際に実証実験を行ってみました。
まずはその様子をご覧ください!(2020年秋に実施したものです。)
今回参加いただいた方からはこのような声をいただきました!
観光客:
高さん(中国人男性)
「今回マッチングしたガイドさんは歴史や中国にも詳しい方なので、自分に合うガイドさんを見つけられました。コロナが長期化しそうなので、旅行が好きなのに行けていない人にとって、リモートガイドの需要が伸びていくと思います。」
グエンさん(筑波大学、ベトナムからの女子留学生)
「このアプリを使って、自分の目的に合うガイドさんを探すことができるはずなので、拘束時間が長かったり、あまり行きたくないところが行程に含まれていたりすることが多いツアーより良い体験ができると思います。リモートガイドのいい点として一人旅行でも寂しくなくなる点や、希望すれば昼食時などに接続を切って1人で自由にする時間も作ることができる点などが挙げられると思います。これからもっとリモートガイドを使いたい人が増えるだろうと思います。」
ガイド:
吉原さん(つくば観光ボランティアガイド298)
「タブレットを使ったリモートガイドでも、ある程度自分の思うように観光客を案内できたと思います。リモートガイドのいいところは、案内に気を使わなくてもいいこと、及び、ガイド側の拘束時間が少なく、都合がつけやすいことだと思います。今後はコロナが収束した後でも、必ずリモートガイドの需要は伸びると思います。」
この実証実験では、観光客にとっても、案内する人にとっても、とても楽しい旅行にすることができました。
そして私たちの想像以上に、「気軽さ」がリモートならではの良い点であることが分かりました。
4月から他の自治体と実証実験
Bモデルについては、4月からある自治体と実証実験を行っていく予定です。
そこは城下町として栄えたところで、和紙や打刃物、箪笥といったたくさんの日本の魅力が詰まった街です。
さらに、現在では市内の外国人率が5%を超えるなど国際都市の様相もあり、とてもユニークな街です。
メンバーみんなワクワクしながら、ここでの実証実験の準備を進めています!
そして、これからはアプリ内にビデオ機能を開発して、Trippyだけでリモートガイドが完結できるようにすることを目標にしています!
チームメンバー
プロジェクトのきっかけは、4年前の千代田区長選挙の選挙応援での出会いにまで遡ります。
当時、千代田区に新しい風を吹かせようとしていた候補者にそれぞれが縁あって知り合う機会があり、その情熱に共感してボランティアとして応援をしていました。
その選挙期間中や選挙後も日々の会話や様々な有識者の講演などを通して日本の政治や経済について議論をしていました。
その中で、国際交流をもっと盛んにしたい、そして日本の魅力を海外へと発信し、地方創生やインバウンドの活性化に貢献したいという思いが重なっていきました。
そこで、まさにその時期に観光ガイドに関する大幅な規制緩和が実施されたこともあって、地元の人と外国人観光客とをつなげる「Trippy」を開発していくことになりました。
つくば市Society5.0 社会実装トライアル支援事業最終審査会の際のプレゼ