1.はじめに・ご挨拶
この度は、プロジェクトに興味関心を持っていただき誠にありがとうございます!
岐阜県中央に位置する下呂温泉から30kmほどに南に位置する飛騨金山(下呂市金山町)で地域おこし協力隊をしている鈴木亘(すずき わたる)と申します。自然の岩を利用したボルダリングにより、地域を盛り上げるため2019年4月より東京から移住しました。
ボルダリング普及のため体験会を実施したり、クライミング愛好家が利用しやすいように岩場を整備したり、YouTubeでの発信や、新聞雑誌への執筆などをしたり、自然豊かな飛騨金山の魅力を広めるため日々活動しています。
ボルダリング体験会の様子
2.このプロジェクトを立ち上げた背景
〇ボルダリングで過疎の町に希望の光をともしたい!
飛騨金山の魅力は、なんといっても町のあちこちに点在する巨大な岩です。中でもひときわ存在感を放つのが、飛騨川沿いにそびえる「牙岩(きばいわ)」です。水面からの高さは10mほどになり、クライミング愛好家たちにとって一度は登ってみたい憧れの的になっています。
自然豊かな金山町ですが、ここ10年で人口が200人ほど減少し過疎化や高齢化が進んでいます。人口は6000を切り、小学校が廃校となるなど年々活気が失われつつあります。何とかしてこの町を盛り上げたい。そんな思いから下呂市では2019年に地域おこし協力隊を募集し、自然の岩を利用したボルダリングによる町の活性化を目指し始めました。
金山町のボルダリングのシンボル「牙岩」
〇地域の交流の場 古民家ボルダリングジム「Reboulder Kanayama」
ご縁があり地域おこし協力隊に採用してもらった僕は、もっと気軽にボルダリングを楽しんでもらいたい、そう思っていました。そこへ幸いにも中古のボルダリング壁が手に入り、2019年11月に自宅古民家を改装したボルダリングジム「Reboulder Kanayama(リボルダーカナヤマ)」をOPENさせることになりました。
天井が2.7mと一般的なボルダリングジムよりも低く安全性が高いことが幸いし、最年少は0歳9か月、最高齢はなんと95歳まで!老若男女世代を超えた地元の方々の交流の場になりました。
〇「Reboulder」に込めた思い
Reboulderのロゴは金山のシンボルでもある「牙岩」の形をもとに、友人に作ってもらいました!
ボルダリングは本来「岩登り」のこと。Reboulderで安全に基本を身につけ自然豊かな飛騨金山の岩場で登ってほしい!という思いが込められています。
〇新型コロナウイルスの感染拡大で一変…
ところが、新型コロナウイルスの感染拡大で状況は一変、緊急事態宣言に伴い一時は休業を余儀なくされました。その後営業を再開するものの、最も大きな痛手となったのは、利用人数の制限です。岐阜県のボルダリングジムのオーナー同士で決めた規則により1人当たり3.14㎡を確保することとなり、Reboulderでは最大利用人数が12人までとなってしまいました。これでは多くの皆さんに楽しんでもらうことはできません。
3.プロジェクトで実現したいこと
〇エリア増設で密を減らし withコロナでも安全にボルダリングを楽しんでもらいたい!
これからも飛騨金山をボルダリングで盛り上げていくためにもwithコロナに対応する必要があると考えています。そこで現在は荷物置き場として利用している空間に、利用者数の密度を減らすため新しいエリアを作ることにしました。
天井は低いため、横に壁を上し長さ4.5