越前焼窯元を応援したい! コロナ禍乗り越え、伝統をつなぐ新しい力を!

【越前焼窯元を応援=Echizenyaki Support】コロナ禍乗り越え、伝統をつなぐ新しい力を!
日本遺産「日本六古窯」の一つ越前焼は、平安末期の発祥から約850年。里山の集落に個人経営の工房が点在する工芸産地です。風雪に耐えて日々作陶に励み、伝統の炎を守ってきました。長引くコロナ禍は、これら小さな工房に痛手となっています。販路開拓が厳しくなっている現状とともに産地の課題を解決し、営みを未来へつなぐ新しい力を...


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越前焼窯元を応援したい! コロナ禍乗り越え、伝統をつなぐ新しい力を!
福井県越前町福井県福井県越前町コネクトしていませんプロジェクトに関するお問い合わせ※さとふるへ移動します
4 ~ 5 分
実施理由/背景

失われたイベントや販促機会。苦境を乗り越え未来への糸口を!

コロナ禍により、陶器まつりを開催したり大都市圏に出向いて展示販売会を開いたりといった販促活動が難しい状況となっています。

これらは長く、お客さまとつながって収益を得る大切な機会でしたが、昨年、その流れが突然失われました。焼き物を生業とする者たちにとって深刻な事態です。

特に5月の越前陶芸まつりは、産地最大の陶器市として例年、福井県の内外から大勢のお客さまが訪れ、手作りの品々をお買い求めいただいておりました。秋季陶芸祭も含めたまつりが経営の柱だった窯元も多く、中止は痛手でした。依然、昨春の在庫を抱えた工房もあります。

その後、国の観光支援事業や連動するキャンペーンもあって越前陶芸村の来場は増え、売店での販売を通して回復傾向の窯元もあります。でも、陶器まつりその他販促活動については依然、本格再開の見通しが立たず、未来への不安がぬぐえない状況にあります。

そこで今回、クラウドファンディングを通して国内のより多くの皆さまに越前焼産地について理解をいただき、ファンを増やしたいと考えています。これを弾みにコロナ禍の現状とともに産地が抱える課題を克服し、伝統をつなぐ新しい一歩を踏み出します。
プロジェクト内容説明

土にこだわり、歴史をつなぐ15窯元がプロジェクトに結集!

さあ、みんなで力を合わせて厳しい状況を乗り切ろう―。
そんな掛け声をもとにプロジェクトに集まったのは、若手からベテランまで15の窯元です。

【参加窯元】
・伊藤 順康  ・新藤 聡子
・近藤 修康  ・熊野 九郎右ヱ門
・北崎 立夏  ・武澤 信雄
・福嶋 伸彦  ・五島 哲
・前田 義郎  ・大屋 宇一郎
・幸炎 れい子 ・泉 直樹
・吉田 雄貴  ・司辻 健司
・岩間 竜仁

まず、お伝えしたいのは、いずれの窯元も越前の土にこだわり、その味わいや特長を引き立てようと日ごろ、技を磨いていることです。

この地には耐火性に優れた土が多く存在していることから、古くから焼き物が息づいてきたといわれ、どの窯元もその歴史を大切にし、誇りにしています。

【越前焼の歴史】
越前焼が発祥したのは12世紀後半。源氏と平氏が覇を争ったころです。同じく日本六古窯に位置付けられる常滑(愛知県)から職人を招き、豊富な粘土を使って壺や甕、すり鉢といった日用品の生産を始めたと伝わります。中世には越前の戦国城下町「一乗谷」をはじめ、舟運にのって日本海側に広く流通する一大産地だったとの歴史もあります。

創作に息づく原風景。古きを温め、現代に進化させる窯元たち。

「モチーフはこの地の文化や風土」
「自然と対話し創作を」
昔ながらの薪にこだわって窯を焚き、炎と灰がもたらす自然な造形を美学とする。そんな窯元が多いのも、この越前の特長です。

四季移ろう落葉樹の森や田畑に囲まれた原風景的な集落。その中に点在する工房。中世から変わらぬ素朴な作風とともに、「越前ねじたて成型」をはじめとする古くからの成形技術が息づいています(※リンクの動画参照)。
https://www.youtube.com/channel/UCgRIqC_8XIkTKLE7yXyWvw/featured

昭和のころ、この地を訪れた文豪・司馬遼太郎は、