はじめに・ご挨拶
みなさまこんにちは。わたしたち公益社団法人日本女子プロ将棋協会(LPSA)は、女流棋界の発展と女性や子どもたちへの将棋普及を目指して2007年に設立された女流棋士の団体です。
これまで女性大会やイベントを数多く主催するとともに、かわいくて使いやすいオリジナル将棋グッズを制作・監修する等、将棋の魅力を広める活動を積極的に行ってきました。
協会が監修した「ハート将棋」
2021年3月現在、所属女流棋士は16名。自分たちでイベントや大会等の企画運営をしながら、女流棋士としての資質向上と将棋の普及活動に努めています。
女流棋士を目指す女性のための「GSPチャレンジ」
当協会が設立当初から取り組んできた「女の子が将棋を楽しめる環境作り」= GSP(Girl’s Shogi Project)の一環として、2017年から女流棋士育成プロジェクト 「GSPチャレンジ」をスタートしました。
女流棋士になるには、まず実力をつけることが大前提ですが、長く活躍していくためには棋力だけでなくさまざまなスキルや人間性も求められます。 GSPチャレンジでは、遠藤正樹LPSA技術アドバイザーが常任コーチとして技術面を指導するとともに、所属女流棋士が自身の経験をもとに<ひとりひとりが輝ける、個性を大事にした育成>を目指し、協会全体でサポートを行っています。
2021年2月現在、GSPチャレンジの参加メンバーは11名。コロナ禍により、2020年春からはオンライン上で活動をおこない、 関東だけでなく北陸、関西、中国地方からの参加者もいます。ひとりひとりに手厚いサポートを行っているため、現状ではあまり多くの人数を受け入れできていませんが、将来的には、女流棋士になりたい意欲ある希望者や、地方で将棋を指す環境がない女の子たちを、可能な限り受け入れたいと考えています。
小学生中学生女子名人戦全国大会の模様
「GSPカップ」を開催したい!
GSPチャレンジのメンバーはそれぞれ、夢や目標に向かって日々努力を重ねています。しかし、コロナ禍で対面の大会が多数中止になり、力を試す場がなく、目標設定も難しい状況が続いています。オンラインではどうしてもモチベーションが上がらないと悩むメンバーもいます。そんな中で新たな目標となる大会「GSPカップ」を行うことで、前向きに将棋に取
り組み、力をつけてほしいと考えました。
メンバー内で予選リーグと決勝トーナメントを行い、1位~3位と敢闘賞を表彰します。優勝者は、渡部愛女流三段との記念対局を行う予定です。
遠藤正樹GSPチャレンジ専任コーチ メッセージ
GSPチャレンジコーチの遠藤正樹です。
今まで自分が培ってきたものが、女流棋士を目指す方々の手助けになるのであればとコーチを引き受けました。
GSPチャレンジで、私が心掛けていることは将棋の基本を大切にすることです。伝えたいことは目先の勝負に勝つためのテクニックではなく、将来女流棋士になり、活躍するための基礎になる考え方です。
女流棋界も年々隆盛になり、注目度も高まっています。それに伴い女流棋士の方々のレベルアップや競争も益々厳しくなっているように感じます。女流棋士として輝き続けるために技術面だけでなく、精神面でもしっかりとしたものを持ってもらいたいです。
将棋には勝敗があるので、勝つことを目指すのは大事ですが、それと同じくらい対局相手に対して敬意を持つことが大切だと考えています。GSPチャレンジのメンバーには同じ志を持つ仲間として、お互いを敬う気持ちを持ち続け、切磋琢磨できる関係であってほしいと願っています。
遠藤正樹GSPチャレンジ専任コーチ プロフィール
1966年静岡県生まれ。
2006年3度目の全国支部名人になり、同一全国大会3回優勝の規定によりアマ七段。
第26期全国アマ王将位など全国規模の大会での優勝は十数回。他にも多くの大会で優勝経験がある。
プロ公式戦の成績は、21戦して10勝11敗。著作に広瀬章人八段との共著「とっておきの相穴熊」アマ強豪による共著「新アマ将棋日本一になる法」がある。LPSA技術アドバイザー。
GSPチャレンジ体験談~礒谷真帆女流初段~
礒谷女流初段プロフィール
GSPチャレンジには、高校1年ごろから参加しました。
遠藤さん(GSPチャレンジ専任コーチ)の教え方はとても丁寧でわかりやすく、勉強法も論理的、理論派。どんな棋力のどんな人相手でもとても丁寧な接し方でレベルに合わせて教えられるのがすごいところです。トッププレイヤーでこれだけ熱心にわかりやすく教えてくださる人はあまりいません。
出来が悪い将棋を指してしまうことがあっても、指し手をバカにするようなことが全くなくて、この
手はよかった、この手はこうだから悪かった、と冷静に教えてくれます。誰に対しても謙虚な方で、技術以外に、進路のことなども真剣に聞いてアドバイスもくださいました。
遠藤さんはソフトは全く使わない方ですが、個人的にもAIは基礎をしっかり身につけてから使うのがいいと思っているので、GSPチャレンジで将棋の基礎をしっかり学んで、基本の考え方を身に着けるのはおすすめです。
将棋の技術以外に、記録の取り方の研修や、先輩女流棋士が修業時代どのように将棋に取り組んでいたかのお話もためになりました。GSPチャレンジで学んだことは、女流棋士になった今も活かせていると思います。
女流棋士第一号・初代女流名人 蛸島彰子女流六段 メッセージ
LPSAでは設立以来、マイナビ杯小学生女子将棋名人戦・中学生女子将棋名人戦やアパガード杯女子アマ団体戦などを主催して女性の将棋の輪を広げてきました。その成果で、最近では将棋を楽しむ女性が増え、次世代の女子の層も厚くなり、大変嬉しく思います。
女性の将棋界は、女子ゴルフ界のように、もっともっと発展できる可能性があります。
GSPチャレンジでは、将棋の技術は遠藤正樹コーチが長年の経験やご自身の実績に基づいて丁寧に教え、それぞれの目標に向けて日々の課題を設定し、LPSA女流棋士とスタッフが協力して育成にあたっています。
女の子たちが集中して将棋に取り組み、次世代のスターが誕生することを目指しています。皆様のご支援ご協力をいただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
資金の使い道
「GSPカップ」および記念対局の運営費(会場費、通信費、交通費、指導料他諸経費)、CF利用料に使用させていただきます。
なお、目標額を達成できた場合の超過金は、「GSPチャレンジ」運営費、および当協会の将棋普及の柱である 「GSP(ガールズ・ショウギ・プロジェクト)」の活動資金として、女性や女の子が将棋を楽しめる環境作りのために使用させていただきます。
リターンについて
応援者の皆様には「GSPカップ」大会結果をご報告するとともに、下記リターン品をご支援金に応じてご用意しております。
○GSPバッジ
○女流棋士揮毫コースター(蛸島彰子女流六段、渡部愛女流三段、中倉宏美女流二段)*印刷
○協会所属女流棋士揮毫色紙 *直筆
○協会所属
女流棋士揮毫駒箱 *直筆
○協会所属女流棋士揮毫扇子 *直筆
協会所属女流棋士の中から、ご希望の女流棋士が色紙、駒箱、扇子に揮毫いたします。
○協会所属女流棋士10名寄せ書き扇子 *直筆
このクラウドファンディングのために 協会所属女流棋士10名が寄せ書きした扇子です。
(揮毫する女流棋士は選べません)
○GSPチャレンジ体験会(2021年5月30日実施予定)
○GSPカップ優勝者と渡部愛女流三段記念対局 見届け人(GWまたは夏休み予定)
実施スケジュール
○下記スケジュールはすべて予定です。
・2021年3月~4月 クラウドファンディング実施
・2021年2月~4月 GSPカップ開催(予選リーグ、決勝トーナメント)
・2021年GWまたは夏休み 渡部愛女流三段 vs GSPカップ優勝者 記念対局
・2021年5月 GSPチャレンジ体験会(2021年5月30日実施予定)
・2021年6月 記念品発送
日本女子プロ将棋協会代表理事 中倉宏美女流二段より 皆様へのメッセージ
LPSA設立以来、女流棋界を発展させていくために、女流棋士・スタッフ一同精一杯頑張ってきました。蒔いた種が少しずつ芽を出し、根を張ってきましたが、小さな団体のため、これから花をたくさん咲かせていくためには、皆様のお力添えが必要です。
このクラウドファンディングをきっかけにGSPチャレンジの取り組みを知っていただき、今後皆様に応援いただければ、メンバーたちはとても励みになると思いますし、協会としても、新女流棋士誕生を目指してこれまで以上に育成に力を入れることができます。
どうか応援のほど、よろしくお願いいたします。
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○女流棋士になるには LPSA所属女流棋士になるための方法をご案内します。
○GSPチャレンジ体験会の模様(2019年8月実施)
○女流棋士を目指す女性でGSPチャレンジに参加を希望する方には、資料をお送りしますので、お問い合わせフォームよりご連絡ください。
<All-in方式の場合>本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
元サイト
女流棋士をめざす女の子たちを応援したい!