はじめに
初めまして、「オンリーにゃんず」写真展を主催している武山真人です。
私は障がい猫の魅力を広められたら良いなと思い、写真展活動を行っています。他にもハンドメイド作家として活動をし、チャリティーグッズを製作し、保護猫団体に寄付する活動を行っています。
今回は、2021年6月1日からの1か月間、千葉県浦安市にある「オリエンタルホテル東京ベイ市民ギャラリー」にて、写真展を開催します。その為、このクラウドファンディングを成功させたいと考えています。
突然ですが、「障がい猫」についてご存じですか?人間もそうですが、猫にももちろん障がいがあります。
我が家には「つむぎ」という、目の見えない猫がいます。保護される前に、鳥に襲われたからでした。
けれど、多くの人たちによって命を紡がれ、いまや何でも出来る気高きレディへと成長しました。
つむぎが取材された記事へのリンク(女子SPA!)
その名の通り、多くの縁を繋ぐ、魅力たっぷりの我が子。お陰様でTwitterでは「可愛い」と愛でてもらっています。ですが、他でこの子の個性を伝える場がないことに疑問を抱きました。猫の写真展はこの世に多くあるのに、障がい猫を題材にした写真展は聞いたことがないことが、ずっと不思議でした。
そして、同じく障がいを持つ猫の飼い主さんと関わってみて、その思いがより強くなりました。例えば脳障がいのある子。自力排泄もできず、てんかん発作もあるので夜間の介護も欠かせません。しかし、とっても魅力的な瞳の綺麗な子です。ですが、飼い主さんとしては脳手術による傷跡が痛々しく、周りからも笑われているからと、Twitterでも公表できない子がいました。
いまや猫を家族(ペット)として飼う人は、犬を越え1位に。医療やエサの品質、室内飼育などにより、20年を生きる猫も珍しくありません。写真展も人気は高く、SNSでも可愛いの声をよく聞きます。けれど、障がいを持つ猫は飼い主さんがSNSで写真を掲載すると、批難されたり、心無い言葉を投げられることもあるのが現状。私はこうした状況を変えたいと思いました。
そこで2020年10月にオリエンタルホテル東京ベイ(千葉県浦安市)にて、初めての大型「障がい猫写真展オンリーにゃんず」を開催しました。参加猫は30匹!視覚障がいをはじめ、聴覚障がい、下肢欠損、脳障がいなど様
々な猫に参加して頂き、コロナ禍であるにも関わらず、多くの方々に来ていただきました。中には大阪や新潟といった遠くから来てくれる方もいました。
取材も受け、地元情報誌や新聞等のメディアに紹介されました。Yahooニュースにも取り上げられました。リンクを貼っておきます。↓
ここで写真展に来ていただいた方の感想の一例を紹介します。
”どの写真も素敵で、その子の可愛さ、元気さ、愛情を一身に受ける姿がありありと写し出されていると思います。 (中略)やはりどうしても通院や特別な世話にフォーカスが当たりがちだと思うので、こうして日常の可愛い部分を見せていただけたのはとても嬉しい体験でした。”
”とても感動しました。 ハンデがある子たちがいきいきとしている、それだけで見に来た甲斐がありました。 オンリーにゃんずの猫さんたちはみんな天使でした。”
”ゆっくりじっくり、写真を見ることができました。障害があってもこんなに幸せ!その姿をたくさんの人に見てもらえる機会を作っていただきありがとうございます。飼い主さんの愛情も伝わってきました。普通に猫ちゃん、かわいさや癒しの存在に変わりはないと感じられる良い写真ばかりでした!”
”私も耳の聞こえない猫を会社で保護しています。 何か障害があっても、元気に過ごして貰えれば、それが一番です!今日、本当に来て良かったです!元気をもらえました!写真展、本当に有難うございます!”
昨年のオンリーにゃんず写真展の様子(Twitter内動画)
1回目の写真展を行ってみて
自分が何気に思い立った写真展が多くの反響を受け、驚きと感動をもらいました。正直、我が子自慢の場になればと思っていたぐらいの主催だったと考えていたことに反省を感じました。と同時に使命感を抱くようにもなりました。
上記の感想の他にもTwitterからは、「全国でやってほしい」「社会的使命感を持って行ってほしい」「10年は継続してほしい」というような意見も言われました。
そこで、私はこの活動を長い間続けてみようという思いに至りました。幸いにもオリエンタルホテル東京ベイさんは市民の活動の提供の場ということで、ギャラリーとしてはありえないくらいの格安で場所を提供してくれていますが、それでも継続となると負担は大きいです。その為、今回クラウドファンディングの場を利用することとしました。
障がい猫写真展で伝えたいこと
ここで、この活動についてのテーマを皆さんにお伝えしたいと思います。
①障がい猫もこの世の中にはいるけど、猫は可愛い事に変わりはないことを知ってほしい。
②人間も動物も年を取れば怪我をしたり、病気になる。障がいになることもある。
③例え障がいになってもその子の存在価値は変わらない。終生変わることはない。
④保護猫団体では障がい猫の譲渡は敬遠されやすい。でも魅力についてはまず知ってほしい。
⑤命について知ってほしい。怪我をしている猫がいたら保護するきっかけになってほしい。
という事です。特に保護猫団体や野良猫、怪我や障がいを受けている猫について知ってほしいと考えています。必ずしも見つけた方が保護して下さいという事ではありません。保護猫団体と相談したり、獣医さんに連れて行く。命のバトンを繋ぐ方法を知るきっかけになってくれたら嬉しいです。
冒頭でも紹介しましたが、我が家のつむぎは目が見えません。ですが、階段の昇り降りは出来ますし、トイレも出来ます。むしろ出来ない事が無くて、こちらが淋しいくらいです。
下肢障がいの子もバランスよく歩くことが出来、犬と一緒に遊ぶ話も聞きます。ですが、障がい猫が全て出来るということではありません。例えば脳障がいの子はてんかん発作を起こすために24時間見守りが必要な子もいます。オムツの子もいます。投薬や注射を欠かせない子もいます。月に10万円の治療費がかかる子もいます。
そんな子たちがいるということをまずは知り、その上で障がい猫の魅力やたくましさに触れてみてほしい…そんな思いで写真展を続けていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします。
支援目標金額について
今回、目標金額として15万円を目指します。
内訳は以下の通りです。
・ギャラリー使用料1か月分 3万円
・写真印刷料 3万円
・フォトフレーム料 3万円
・装飾費 1万円
・その他諸費用 1万円
・リターン対応費 2万5,000円
・クラウドファンディング手数料 1万5,000円
※可能ならNextゴールで100万円を目指し、今後の全国開催への準備資金としたいです。
ギャ
ラリーを借りるとなると、通常だと最低10万円はかかり、在廊人件費もかかります。けれど、もし今回、大きく目標金額を越えられたら、夢の全国開催を実現することができます。全国の方に直接見て頂いて、「障がいを持つ猫たちがちゃんと愛されている。家族に愛されている事を伝えたいです。具体的には大都市圏(仙台、東京、大阪、福岡等)での開催を目指します。(※ただし、コロナの状況により日程を調整しますので、予めご了承ください。)また、次年度開催以降の資金としても活用させて頂きたいと思っています。その際は、随時Twitterやホームページにて報告を掲載していきます。
ピノワルド工房公式Twitter
ピノワルド工房公式ホームページ
リターンについて
オンリーにゃんず写真展を応援してくれる方のために、粗品ですがリターンを幾つか用意しました。誰でも参加しやすいよう、1,000円の少額から始められるように設定します。ハンドメイド作家として、心を込めた商品を3,000円から送らせてもらいます。
また、写真展に足を運ぶことが難しい方向けに、オリジナル写真集を15,000円で用意します。見ごたえのあるA4サイズで作成いたします。
最後に
ここまで文章を読んでくださった方、ありがとうございます。それだけでも障がい猫の事について少し知ってもらえたようで、嬉しく思います。ですが、SNSやクラウドファンディングの中だけでは、影響力に限りがあります。是非、支援していただけたら嬉しいです。
オンリーにゃんずは私個人で行っている活動の為、まだまだ発信力や行動力は弱いです。ですが、多大なご支援を頂くことが出来ましたら、社会に向けて発信できる行動者になりたいと思っております。下記のプロフィールにも書いてある通り、私自身も元うつ状態。完解したとはいえ、再発の恐れがあります。ですが、自分自身も障がいと呼べるものを抱えているからこそ、これまで障がい者福祉に携わってきた自分だからこそ、このテーマについて一生をかけて取り組んでいきたいと思うのです。障がい猫への理解がより深まってほしいと思うのです。
いつの日か…障がい猫の認知度が高まりますように、障がい猫の譲渡先が一般に広まりますように、終生飼育が当たり前となり、障がいや病気になったとしても家族(ペット)として天国まで行くその日まで愛されますように。願
いを込めて活動を続けていきたいと思います。応援宜しくお願いします。