はじめに・ご挨拶
昨年「創立20年」を迎えた劇団アルファーです。前身の「劇団あすなろ」時代からともに活動を続けてきたベテラン俳優陣が半数以上を占め、座付き作家である時風静恵のハートフルな作品を数多く上演してまいりました。その活動に大きな影を落としはじめたのが昨年春からの「新型コロナ問題」です。私たちは前身の「劇団あすなろ」時代を含めますと40年の学校公演の実績があります。将来を担う若い世代の心を震わせるようなお芝居を届けたい!その一念が老優たちの「若さ」を保ってまいりました。
「新型コロナ」はその「気概」をも喪失させました。芝居が大好きな人間にとって「芝居ができない!」つらさ…でも、もうすぐ出口が。そんな時、今度は劇団そのものの「資金繰り」の問題が大きく覆いかぶさってきました。地方公演、東京公演の中止が大きく影響していることは間違いありません。これまで辛抱してくれた劇団員たちのためにも、今回皆様の暖かいご支援を賜れたら幸いです。
このプロジェクトで実現したいこと
20年目を迎えた劇団アルファーの活動を存続させたい!端的に言いますとそこです。長年取り組んできた「学校公演」も昨年はほとんどの公演が中止となりました。でもその多くの学校さんが次年度に持ち越してくださいました。私たちの「芝居」を待ってくださっている!それを裏切ることはできません。そして勿論、その期待にそえる、いやそれ以上のものを見せようと思っています。若い団員たちに「1回1回が真剣勝負、見たいと思って座席に座っている生徒ばかりではない。むしろそんな生徒は少ないかもしれない。そんな子に「芝居っていいな!」と思わせたら役者の勝ち!」と言います。私たちの芝居を観て「演劇の良さ」を知ってもらう、芝居を観た生徒が「また芝居というものを観てみたい」そう思ってくれること、欧米に比べて日常生活の中で「演劇」がまだまだ市民権を持たない日本にあって、こうした地道な活動がやがて演劇人口を増やしていくことになるのではないでしょうか。昨年は劇団の「20周年記念公演」も延期になりました。出演を快諾してくれた外部の俳優さんたち、そして関係スタッフのみなさんにも多大な迷惑をおかけしました。コロナが落ち着いた暁には必ずやります。そのためにも今、この時を乗り越えなければなりません。そのためのご協力をどうか宜しくお願いいたします。
プロジェ
クトをやろうと思った理由
昨年春から「新型コロナ」の影響で、4月の東京本公演そして学校公演が中止となりました。学校公演のピークである秋には落ち着くであろうとの予測も裏切られ、振り返るとほとんどの公演がなくなる事態に!
政府からの補助金、特別融資制度等を利用してきたものの経営的には厳しい状況が続いていました。団員の協力のもと、なんとか自力で乗り越えようと思っていた矢先に「クラウドファンディング」のことを周りからすすめられました。自分たちの想いを正直に伝え、少しでも協力していただける方がいらっしゃったらとの考えから今回のプロジェクトを立ち上げることになりました。
これまでの活動
劇団アルファーは平成12年8月、30年の歴史に終止符を打った劇団あすなろの解散を受ける形で当時の劇団員を中心に設立。多様に変化していく演劇界で規定の概念にとらわれることなく、常にニュートラルな感覚で旬な芝居作りを心がけ、観劇後心が温かくなり希望の持てる作品を提供するという「活動理念」のもと今日まで皆様に作品を提供してまいりました。代表作の一つである「南の島に雪が降る」(原作:加東大介)は学校公演を含めて1,000ステージを超える実績があります。
「南の島に雪が降る」
主な活動としては高等学校の公演を中心とした地方公演と東京での本公演があり、学校公演では太平洋戦争末期の「特攻隊」を描いた「爺さんの空」と坂本龍馬を主人公にした「龍馬からの手紙」の2作品で巡演中です。ともに座付きである時風静恵の書下ろしで、ヒューマニズムあふれる作風は学校関係者から高い評価をいただき、生徒が入れ替わる3年ごとに取り上げていただく作品も多くなってきております。近年、本公演の方は関係業界との新たな関係構築の立場から劇団外からの出演も募り、その作品にふさわしいキャスト、スタッフでの上演をモットーに取り組んでおります。
資金の使い道
ご支援いただいた資金はクラウドファンディング手数料、今後の劇団運営、活動等の資金に使わせていただきます。
リターンについて
共通リターン…劇団員一同から感謝のPDFメッセージをお送りします。
ホームページに1年間お名前を掲載します。
オリジナルボールペン…劇団アルファー特製ボールペンです。
お礼色紙…劇団員からの心を込めたお礼の色紙(写真入り
)をお送りします。
7月公演パンフレットの提供…延期になりました2月公演「want to meet!」の販売パンフレットです。
7月公演メーキング映像…「want to meet!」の稽古から劇場入りしたあとの舞台稽古までの様子を編集 したDVD(DVD-R)です。本番とは違ったウラの様子をお楽しみください。
7月公演「want to meet!」の前売り券を提供。(支援金額により提供枚数が変わります)支援者には6月中に連絡させていただき、チケットを郵送させていただきます。
7月公演DVD(DVD-R)にお名前を掲載…「want to meet !」の販売DVDのエンドロールの「スペシャルサンク ス」にお名前を掲載いたします。掲載不要な方はその旨、備考欄にお書きください)
過去の作品DVD(DVD-R)の提供…支援金額によって提供数が違います。必ず備考欄にご希望の「DVD ナンバー」をご記入ください。
*お名前を掲載するリターンにつきましては支援時に必ず備考欄にご希望のお名前をご記入ください。記入がない場合はCAMPFIREにて使用されているハンドルネームを使用させていただきますのでご了承ください。また、特定の人物を比喩するお名前や公序良俗に反するお名前は掲載をお断りする場合がございます。(掲載不要な方はその旨、備考欄にお書きくだ さい)
実施スケジュール
プロジェクト終了 2021年5月14日
リターン発送開始は8月からになります。
発送費は劇団が負担いたします。
最後に
今回の「コロナ」問題は、これからの生活スタイルに大きな変化をもたらすと言われています。「演劇界」においても特異な経験をしました。無観客での公演など今まででは考えられなかったことです。でもこのような経験をしたからこそ分かったこともあります。お客様の前でお芝居ができることのありがたさです。そしてお芝居の原点もそこにあるということ。今後、普通に皆様と劇場でお目にかかるとき、今までとは違った何かを感じながらお芝居を提供することができるのではないかと思います。
そのような日が一日も早く来ることを願いながら、私たちも頑張らなければと…
<All-in方式>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。