『ガラージュ:完全版 for Mobile』制作プロジェクト

現することが出来ます。このエンディング案もオリジナル版のリリース前には私の頭の中にあったもので、完全版を目指すのであれば多少の無理をしてでも実装したいとの思いからストレッチゴールの設定に至りました。

このエンディングの為には既存のシナリオに新たな章を加えることが必要です。これはガラージュの世界における「必然的に有り得た結末」を描くもので、さらにこのアナザーエンディング自体がマルチエンディングとなります。目標金額500万円の達成で、より完全なガラージュをプレイすることが可能になります。
『ガラージュ:完全版』開発への経緯と開発者について

近年、オリジナル版『ガラージュ』への注目は紹介動画や実況を通じて年を追うごとに高まりつつありました。発売当時には生まれていなかった方達にさえ、このゲームをプレイしてみたいという要望が多く聞かれます。そんな折、古くからの友人である二人組みのインディーズゲーム開発チームのSmokymonkeySからガラージュ開発の話が持ち込まれました。

監督である私本人は、過去の作品である『ガラージュ』 をそのままの形でリリースすることには常に抵抗を感じていました。改善したい問題が山ほどあったからです。そしてゲーム開発には単なるリマスターであったとしても多大な開発資金と膨大な労力が必要とされます。少なくとも1000万以上の開発資金が無いとリマスターの実現でさえ不可能なのです。

さらに厄介なことに、ガラージュのオーサリングデータや3Dデータは完全に紛失しており、移植に当たってさえも多くのデータを新たに作成する必要があります(利用できるのはゲーム本体に格納されているデータと私が所持する不完全なデータだけです) 。故に私が望むような改善は、それらの条件を考慮するとほぼ不可能であろうと考えていたのです。

しかし彼らとの共同開発であるならば話は変わってきます。締め切りや開発資金からくる制限を、お互いの持ち出しと覚悟によるリスク負担によって最小化することでこれらの問題をクリアし、より良い形で『ガラージュ』をリリースできるかもしれない、そう思えたことが重い腰を上げることになったきっかけです。ご想像の通り、これは無謀な試み以外のなにものでもありませんが、そもそもオリジナル版のガラージュも無謀な試みの結果なのです。

幸いなことに開発元であるキノトロープからも快く再販の許可を得ることが出来ました。このような決してメジャー足りえないゲームタイトルに対し全力で開発に当たり世に出しただけでなく、ほぼ何のメリットも無いような再販企画に対して許可を頂いたことに関しては感謝しかありません。ゲーム開始時はオリジナル版と同じようにキノトロープのロゴ画面から開始されますが、これはこのような理由によるものです。

SmokymonkeySは非常に優れたゲーム開発チームです。それは彼等が二人で開発したオープンワールドRPG『Ninelives』や、今も成長を続けているスマホ用ゲーム『TRIGLAV』を見ても明らかです。そして1999年のガラージュ発売後に最初にネット上でガラージュを紹介したのは他でもないSmokymokeySであり、それが彼らとの出会いのきっかけでもあったのです。つまりSmokymokeyS は、開発スキル、ゲームセンス、クリエイターとしての矜持、ガラージュというゲームへの理解、その全てにおいて私が全面的に信頼を置いている開発チームであるということです。そのようなわけで、この『ガラージュ:完全版』はたった3人でUnity上で開発されています。
資金