神宿る島・世界自然遺産候補地 奄美大島のカミミチ文化を後世へ残したい。

神がシマにやってきて、人々は神を迎え、もてなし、そして再び神の世界へと送り返すのです。シマは神と人とが出会う場でもあります。

シマにはまた、神が宿る聖なる川や泉、岩、巨木などがあり、自然や事物には霊的なものが偏在し、諸現象はその働きによるとする精霊信仰と、シマを守護するノロへの信仰などが、シマの今日の文化に大きく影響しています。

-奄美パークサイトより一部抜粋-

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夢に向かって生きぬきましょう

奄美大島には、そのヒントがあります。

-神に遇(あ)える島-

(まえだみちよ著/幻冬社刊より抜粋)
●プロジェクトを立ち上げた背景

世界自然遺産登録を目前に不動産がどんどん売買されています。そんな中、高齢化が進む奄美大島では、後継ぎがおらず土地や旧家をやむを得なく手放さなくてはならないという現実もあるようです。

そんな時に私が出会った100年続く笠利町用安集落の夜差家。敷地内には、裏山から海に続くカミミチが通っており、本家とご自宅(庭を含む)を奥さまが掃除から土地、建物の管理を全て1人で行われておりましたが昨年、自身のご年齢や体力の限界を感じ、ご自宅側の土地(一部カミミチが通る)を手放す決心をされたとのことでした。ですが、物件を売りたいというよりも、先祖代々大切に受けつがれてきた土地や”想い”を理解してくれる人にこの地を渡したいとのことでした。ですが、なかなか理解のある購入者希望者に出会えず、改築して転売したいとか、増築して駐車場にしたいとか、心無い話ばかりが続き、悲しみに暮れておられました。

私がこの土地に一歩踏み入った瞬間に、なんだか懐かしく温かい、日本人の心に染み渡る、とても優しい気配を感じ涙が溢れました。このことをお伝えすると、この土地の敷地内には先祖代々大切にしてきたカミミチが通じているとお話しくださり、立ち入らせて下さいました。

神聖な空間に立ち入った瞬間、ぶわぁ〜っと神高い気配を感じ、『ここは、守られなければならない土地だ。』と直感的にそう感じました。この想いを、正直に感じたままをお伝えしましたら、

『あなた達(夫婦)にこの土地を守ってもらいたい。そうすれば私たち(ご先祖さまも)は安心です。』

と奥さまからお言葉を頂き、その”想い”にふれて魂が震え涙が止まりませんでした。

そこで、今の私に一体何をさせて頂けるのだろう?と真剣に考えはじめ、この土地に通じている”カミミチ”を通して、奄美大島に来島される日本全国、そして世界中の奄美大島の文化に興味のある方とこの地にご縁を結ばせて頂く、”縁結び”の役割を担わせて頂こうと決意し、このプロジェクトを立ち上げさせて頂くに至りました。

《これまでの活動》

↑ガイドブックには載っていない奄美大島神秘旅シークレットな魅力の場所へご案内させて頂くワークショップなどを開催。(コロナの影響を受け現在は自粛しています。)

↑ハジチの文化にふれた作品制作。

↑ビックツー隣、ウイオート(株)様壁画制作

↑地元農家さんの真菰のお茶パッケージを担当。

守ろう・つなごうWITH AMAMI.

◾️守ろう・つなごうWITH AMAMI.プロジェクトとは?

奄美大島の豊かな大自然、歴史や文化を未来に継承していくために、今を生きる私たち一人一人ができることを考え、行動していくというプロジェクトです。

◾️-Enmusubi Amami-

-えんむすび あまみ-とは?

“奄美大島と一緒に”というコンセプトをベースに、大自然の中に今も日本古来からの暮らしや祈りがあることや、歴史と知恵の中に文化があることを知る・体験する・見る・参加する・応援する等様々な関わり方で想いが同じ仲間の”ご縁が結ばれ広がりますように”という願いが込められています。島の自然や文化への理解が深まれば、人生の旅路はもっと豊かになります。

奄美大島で”結ばれた”ご縁から生まれた心温まるコラボレーション作品から奄美大島の風や温度を感じて頂けましたら嬉しく思います。

※売り上げの一部は奄美野生生物保護基金として積み立てられます。

●用安集落カミミチの場所(『神のお宿』敷地内)

住所:鹿児島県奄美市笠利町大字用

奄美大島空港より名瀬方面へ車で15分奄美リゾートばしゃ山村すぐ隣(山側)

目の前には白砂が美しい大島北部を代表する海岸のひとつである、用安海岸が広がります。

●神のお宿Enmusubi-Amami-とは?

※現在芝生部分は、玉砂利が敷かれております。

『神のお宿』となる建物はビーチまで徒歩3分、夜差家本家