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児童養護施設 守山学園 改築プロジェクト『助かる命を増やしたい!!』
3 ~ 4 分
社会にはさまざまな理由により、保護者がいなかったり、保護者の適切な養育を受けられなかったりする子ども達がいます。社会的養護は、そのような子ども達を社会で保護し、育てること、また教育に困難を抱える家庭への支援を行うことをいいます。
日本では、約45,000人の子ども達が、社会的養護の対象となり、約8割の子どもが児童養護施設や乳児院などの施設で暮らしています。
施設の運営資金は『措置費』という国や県からのお金によってまかなわれています。国や県からのお金によってまかなわれています。
措置費は、食費、被服費、保健衛生費など使い道が細かく定められています。
守山学園では・・・
措置費に基づいて、日用品やホームの備品はホームごとの予算、被服費などの個人のものは1人あたりの予算を組んでいます。職員も子ども達も、工夫・節約をしながら過ごしています。
しかし、子ども達に様々な支援を行うには、決して十分とはいえません。様々な方からのご寄付、後援会ボランティアの皆様からご支援頂いて成り立っています。
そのような中で、建て替えの費用も捻出するとなると、さらに難しいものがあります。
経営努力により、建て替え資金の積み立てを行ってきましたが、それでも足りないところがあり、ぜひお力をかしていただきたいのです。
児童相談所の業務の中に、児童の一時保護というものがあります。虐待などで緊急の保護が必要な場合、一時的に保護を行うことです。保護された児童が過ごす場所が一時保護所です。
保護された子どもは、調査や話し合いなどをして、家庭での生活に戻る場合や施設や里親のもとで暮らす事になる場合もあります。
虐待の相談件数は年々増加し、一時保護所のニーズは高まっています。
一時保護所は、児童相談所に併設されていることが多く、一時保護所だけで対応できない場合には民間の児童養護施設や里親に『一時保護委託』をされることがあります。
滋賀県では・・・3か所の児童相談所があり、そのすべてに一時保護所があります。
一時保護の委託先となる児童養護施設は4か所、乳児院は1か所しかありません。入所している子ども達と同じスペースで受けれるため、定員がいっぱいであると受けられません。
この度、建て替えを機に一時保護の専用棟を作ることにより、その問題を解消し保護を必要とする子どもを受け入れらるようにしようと計画しています。一時保護所開所につきましては、地域小規模児童養護施設3カ所目開所後の予定をしています。
また、一時保護所の課題として、子どもの安全を最優先するため学校に通うことができないことで勉強に遅れが出たり、高校生の場合は出席日数が足りずに卒業できなくなってしまう可能性もあります。
今回、建設する一時保護所では保護期間中でも、できる限り学校に通えるようにサポートすることを目指しています。
子ども達を安全に保護できる場所を増やすために、ご協力お願いします。
児童養護施設 守山学園は、滋賀県の中でも小さな施設ながら敷地内に3つのホーム、地域に2つの地域小規模児童養護施設を設け、子ども達が親元を離れ、施設職員とともに過ごしています。
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子ども達にとって、児童養護施設とは日々生活する『家』であり