「この子たちが育てたものを使いたい」「この場所で育ったものを使いたい」と気持ちが溢れてきました。
生徒さん達の愛情が注がれた鶏は、平飼いでノビノビと育てられています。
「白のタリオリーニ」誕生秘話
養鶏場で生みたての卵を試食させていただき、すぐに「この卵なら絶対にうまい生パスタが出来る!」と確信し、帰宅直後から開発を始めました。
試作を重ね出来上がったのは、今までに経験したことのないような風味、歯切れ、味の生パスタでした。
こうして、愛農学園さんと冨士麵ず工房の生コラボパスタ「白のタリオリーニ」が誕生しました。
まずは愛農学園の生徒さんたちが、大切に育てた卵を使ったタリオリーニの試食分が完成。
「白のタリオリーニ」は、見た目も味も、これまでの常識を覆すものになりました。
早速、再び愛農学園を訪問してこのタリオリーニをみんなに食べてもらおうと思い立ち、ワークショップ形式での試食講演会を開催しました。
パスタの種類のひとつ、タリオリーニは別名エッグパスタとも呼ばれていて、その名の通り卵を混ぜ合わせて作られる平らな麺です。
そのため、通常は他の種類のパスタよりも色が黄色く、濃い色をしています。 加えて、卵の黄身は見栄えを良くするため、ニワトリのエサのなかに色素の高い野菜を入れて調整して市販されることがしばしばあります。
しかし、愛農学園のニワトリは、ニワトリにとっても卵をいただく人間にとっても良質な餌にこだわっているため、自然な卵本来の黄身の色と味の濃度が高い卵の生産を続けています。 試食会では、皆それぞれが大切に育てた、尊い卵がおいしいパスタになり、試食をした皆さんは市販の卵を使ったものと食べ比べてみて、その違いやおいしさに目を輝かせてくれました。
アンケートからは、
「初めて生パスタを食べた!」
「科学物質の入っていない味は断然おいしかった!」
「自分たちの作業に自信がもてた!」
と、こんな声が聞こえてきて、この子たちの取り組みも私たちの麺も一緒に発信していきたいと心から思えた瞬間でした。
今回のプロジェクトでは、この「白のタリオリーニ」をクラウドファンディング限定でお届けいたします。
飲食に携わる者として、次世代を担う若者たちと一緒に
命を育み、命をつないでいきたいと考えています。
オリジナルミートソースについて
これまで、数々の店舗からご好評いただいてきたハタフレスカシリーズは、個人のお客様向けにキタッラという種類のパスタのみを販売しておりましたが、ソースのセットとのお問い合わせが増えてきました。
そこで、どの種類のハタフレスカにも合う、オリジナルのソースを開発しました。「白のタリオリーニ」を筆頭に、キタッラ、タリアテッレの3種類からお選びいただけます。
タリオリーニ(イタリア語:Tagliolini)とは、イタリア語の「切る」を意味するタリアーレ「Tagliare」が語源となっています。ロングパスタの種類の内の1つで、小麦粉、卵、オリーブオイルと塩からだけで作られています。形は幅2~3ミリほどの平打ちパスタで、食べると噛みごたえがあり、ソースとのからみ、のど越しもよいのが特徴です。茹で時間は約2分です。
キタッラ(イタリア語:Chitarra)とは、イタリア語で「ギター」という意味で、木枠にギターのような細い弦を張ったことからそう呼ばれています。断面が四角形になるのが特徴で、小麦の力で、心地よい歯切れとモチモチ感、伸びない・くっつかないを実現させたパスタです。乾麺派や生パスタが苦手な方にこそ召し上がってもらいたいで