規格外サイズの牡蠣も、美味しく食べてもらいたい!!

いようお選びください。

・発送日調整などで連絡が取れるよう、メールアドレスのご記入にご協力をお願いします。

・お届け希望日・時間帯のある方は、備考欄にてお知らせください。可能な限りご希望に添わせて頂きます。

その他のリターン お礼のメール

ご支援いただいた方に、お礼のメールを送らせて頂きます。

1000円となっておりますが、お気持ち分を上乗せ頂くことも可能です。大事に使わせて頂きます。
資金の使い道・スケジュール

皆さまからの支援金は、

・システム利用料・手数料・諸税支払い
・各種リターン品の代金・送料
・企画の宣伝費
・関係者への謝礼

に充当させて頂きます。

牡蠣、お礼のメールは、プロジェクト終了後の3月1日以降、順次発送・送信させて頂きます。
(牡蠣の生育状況によりましては、予定日より遅れての発想となる可能性もあります。あらかじめご了承ください。)
最後に

牡蠣養殖の手伝いを始めたとき、最初に担当したのがフジツボ取りの仕事だったことは先に述べました。

始業から終業まで、黙々とフジツボを削り取っていく単純作業ですが、意外と飽きないものです(肩は凝りますが ^^;)。

当たり前ですが、牡蠣って一つとして同じ形のものはありません。

「あ、この牡蠣はさっきより細長いな」
「おっ、こりゃ丸々と育っとるぞ」

それぞれに個性のある牡蠣たちを、順々に機械に当てていきます。

もしも、取り扱うのが工業製品だったら……。形も材質も均質に保たれたモノを相手の単純作業。3日と精神が持たなかったでしょう。

その後担当した出荷係。

「今僕が詰めているのは『シーズン中に何百箱と詰めるうちの一箱』だけど、注文して下さった方にとっては、『今シーズンでは最初で最後の一箱』かも知れんのだよな」

「がっかりさせたくはないな。おう、お前ら、きれいに洗ってやるから美味しく食べてもらえよ」

箱を開けたお客様が笑顔になってくれることを願い、梱包前の最期の仕上げにゴシゴシと牡蠣たちを洗ってやります。

注文を受け、島を離れていく牡蠣に対し、できることは精一杯やったつもりです。

「漁業とは海のおこぼれを頂戴する産業である」(井上恭介・NHK「里海」取材班共著『里海資本論』角川書店 p.103)

牡蠣の仕事を手伝い始めてから読んだ本で出会い、強く心に残った言葉です。

魚の養殖とは違い、牡蠣養殖では人工的に餌を与えることは行いません。
イカダの下で波に揺られ、海水を懸命に吸い込み、植物プランクトンを主な餌として大きくなっていきます。

植物プランクトン。それはすなわち、海の食物連鎖の起点。

「牡蠣を育てる」ということは、「動物プランクトン・小魚・大型魚、諸々の生き物が生きる可能性を奪う」ことと表裏一体の行為でもあります。

そして、育った牡蠣が買われ食されることで、従業員の皆さんの給料がまかなわれます。

少子高齢化・過疎化・産業の空洞化が進む北木島にあって、牡蠣養殖業は貴重な雇用の場です。

「この土地で先々まで生きていくために、自分たちの生活の糧のために、生き物を殺す」。

漁師さんの仕事を手伝い、現場の最前線で感じた、漁業の持つ因果な側面、綺麗事なしの現実です。

そこから目を離さないためにも、「育った牡蠣には可能な限り有意義な最期を迎えさせてあげたい」、そう思うようになりました。

「謙虚に自然と向き合い、牡蠣の持つ可能性を最大限に引き出してあげること」

それが、
・無償で牡蠣を育ててくれた自然に対する恩返し
・「おこぼれ」へのお礼
・我