僕は生まれ育ったこの島根という街が大好きで、これから一生死ぬまでここにいるはずです。
だけど正直、島根は日本の中でトップクラスの田舎です。
休みの度に『何しよう』『暇だなぁ』
『とりあえずイオン』・・そんな感じに過ごしてませんか?笑
僕は死ぬまで暮らすこの街をどうせならもっと面白い街にしたい。
自分や周りの人たちの人生を面白く、楽しいものにしたい。
でも待ってても何も変わらない。自分でやるしかない。
だけど僕にできることは正直いって、バスケしかありません。
だから僕は、“ただバスケをやるだけ”ではなく、
“バスケでこの街を面白くする為には”。
もちろんシンプルに楽しむこともありますが、
大抵そういう向き合い方をしています。
例えば、、
どうすればバスケに興味のない人も、“面白そう” “行きたい”と思い、来てくれるか。
そして、“また来たい” “面白かった” そう思ってもらえる為にはどうすればいいか。
イベントやゲームをするにあたり、当然この想いは関わるスタッフや選手にも求めます。
こういうことを繰り返し、歳上や歳下とも意見を出して伝えて
あらゆるモノを創りあげていってます。
そのひとつ、SHIMANE STREETBALL DELIGHT。
このイベントの主役である高校3年生の子たち。
進学や就職。地元・県外、進路は様々で各々期待や不安を抱えていると思います。歳はだいぶ下、言えば親子と言ってもおかしくないレベルですが、同じバスケットボールというフィールドにいる仲間たちの新たな門出を祝いたい、不安でいるなら背中を押してあげたい。そして今後、また次の世代に繋げていく存在になって欲しい。そんな期待を込めて。
またこの子たち以外にも、都会に憧れを持ち旅立っていく若者たちも多くいることでしょう。でもそんな子たちが誇れるような、胸を張って”島根出身”と言えるような、面白い街にしたい。『また帰りたい!』『貢献したい!』そう思える街。全国の人が『島根って凄いよね!』『島根行きたい!』そう思える街にしたいです。
僕や仲間。そしてこの街の人たちが同じ時間、同じ場所でそういった想いを共有し、とてつもないパワーを生み出し、発信できる場所。そしてこれから新たな社会へ旅立つ高校3年生がそこに加わる。とてつもないエネルギーに溢れた空間。それが、SHIMANE STREETBALL DELIGHT なんです。
昨年のTEAM SHIMANE STREET(大人選抜チーム)と僕。
– コロナウイルスがもたらした影響 –
初開催の時は勿論のこと、昨年も今のようなコロナ過といった状況ではなかったので、これといった制限をすることなく沢山の方に観戦して頂き大盛況の中開催することが出来ました。しかし、様々なイベントがコロナの影響で開催できなくなったり、感染拡大が収まらない昨今の状況を考えると、今年の開催は難しいなと半ば諦めていました。
SHIMANE STREETBALL DELIGHTの主役である今年度の高校3年生たち。昨年11月に冬の選手権(ウインターカップ県予選)は開催されたものの、夏の県総体は中止となり、その時点で不完全燃焼のまま引退することとなってしまった子たちが沢山いました。今年のイベント開催に対して正直後ろ向きになっていましたが、得体の知れないウイルスに穴を開けられ奪われてしまった青春を、少しでも僕たち大人が埋めてあげることが出来ないか。そう強く考えるようになりました。
SHIMANE STREETBALL