プロジェクトを立ち上げた背景
弊社では、これまで病気や障がいを持つ子どもや、そのご家族の支援などにも取り組んでまいりました。私達の取り組みの一つとして、鳥取県が行う「病気療養児の遠隔教育支援事業」で活用されている、分身ロボットOriHimeのサポートを行っています。分身ロボットOriHimeのサポートをすることにより、沢山の出会いと多くのことを知りました。年齢や性別に関係なく、病気や障がい等で病院や自宅から出ることが難しい方が多くおられます。さらに、新型コロナウイルスなどの感染症予防の観点から、学校や企業、各団体の様々な行事も縮小や中止を余儀なくされています。
私達コラボレーション・コンサルティング合同会社の社員一同が、この度の企画を開催する決断へと至ったのは、新型コロナウイルスなどの感染症と最前線で闘っている一人の医療従事者の方から「どんな状況でも社会とつながることができたらいいのに。それが患者さんの励みにもなるのに。誰もがつながり支え合うことができたらいいのに」という言葉でした。
私達は知っています。時・場・事を共有すること、誰かの役に立てるということ、人と人のつながりが誰しも生きる気力を得るということを。そして、誰でも・どこにいても、一人でも多くの方が人とのつながりにふれ、互いに支え合いこの困難な状況を乗り越えて欲しいと強く望みました。
コロナ禍の中、時・場・事を共有することが難しくなっているのが現状です。ですが、新型コロナウイルスなどの感染症に負けることなく、今後も一体となり様々な困難に誰もが一つとなり立ち向かえるよう、みんなで一つのものをつくり、その喜びや楽しみを共有したいという私達の想いに賛同した多くの方の声をいただき、県民の誰もが集えるイベントとして開催することとなりました。
そして、この人口の一番少ない鳥取県での取り組みが、日本中に広がることを強く願い、日本で初めての試みとなる県民の誰もが参加し共につくるプロジェクトを立ち上げました。
私どもの公式HPでは、OriHimeの活動を報告しております。
https://collabo-consul.com/orihime.html
これまでの活動
弊社では、これまで日本財団の助成団体でもある、任意団体つなぐプロジェクトと共に鳥取県主催の「医療的ケア児等とその家族のための大山キャンプ」など病気や障がいを持つ子ども達やその家族の支援などにも取り組んでまいりました。
なかでも、遠隔操作が可能な分身ロボットOriHimeを2017年8月より、鳥取県に導入し教育現場などでの効果を検証。その効果が認められ、2019年4月には鳥取県の病気療養児の遠隔教育支援事業として教育現場での活用が始まりました。現在では、県内の小・中・高の学校で多く活用されています。さらには、鳥取県での取り組みが、報道・学会等で報告され日本各地へ広がり、他県への導入にも携わらせていただいております。
これまでの活動の一例を以下にご案内いたします。
2020年12月31日NHK「ゆく年くる年」
2019年7月31日 国内で1,000万人に1人と言われている「メロシン欠損型先天性筋ジストロフィー」という難病を抱える少女が、分身ロボットOriHimeを活用して「中国地方最高峰・大山(だいせん)登