はじめに・ご挨拶
初めまして、真珠工房 夜空です。
私たちは真珠という宝石の魅力をもっと多くの人へ、より身近に感じてもらうためにこのプロジェクトを始めました。
私たちは伊勢志摩から始まり4代に渡り真珠の養殖及び販売をおこなっており、
現在は神戸の登録有形文化財である真珠会館に事務所を構えています。
真珠の街とも呼ばれる神戸にて50年以上真珠に携わってきた我々ですが、
近年アコヤ貝の大量死、コロナウィルス感染拡大と立て続けの困難で、
真珠業界全体が経験したことのない危機に見舞われていると感じています。
本プロジェクトを通して再び真珠業界を盛り上げていきたいです。
当事務所のある真珠会館
このプロジェクトで実現したいこと
皆さんは真珠にどういうイメージを持っていますか?
「綺麗」「高そう」「冠婚葬祭で身につけるもの」「イミテーションパールで十分」
色々あると思いますが、日常に真珠が馴染んでいるという人はあまり多くないと思います。
このプロジェクトではそういった方に向けて、
手に入りやすい価格で美しい様々な真珠をお届けすることで、
皆さんの日常に真珠を取り入れていただくこと。
そして、このプロジェクトだけで終わるのでなく、真珠そのものに興味を持っていただき真珠業界を盛り上げていくことを目的としています。
手に入りやすい価格の美しい真珠なんてあるの?
先程の説明を読んで「手に入りやすい価格の美しい真珠?」と思われた方も多いと思います。
まずはこちらをご覧ください。
真珠はまずこういった形で仕入れられます。
この中には玉石混交とまではいかないまでも、高価なものと安価のものが入り混じっています。
これらを、サイズ・照り・色・巻き・傷・形などの基準から選別を行います。
サイズが大きく、
光沢(照り)が強く、
珍しかったり人気の色で、
真珠層(巻き)の厚い、
傷のない、
真球であるものが高価となります。
しかし真珠は生物である貝の体内で生成される宝石であるため、
全てを兼ね備えた真珠は滅多に見つかりません。
上記の二つはほぼ同じサイズ・照り・色・巻きですが、
左の真珠は形が真球でない、傷があるという点から値段は右の四分の一程度になります。
今回のプロジェクトではこういった美しくも訳ありな真珠を皆様にお届けする予定です。
様々な真珠
真珠といえば皆さん白やピンクや黒の珠を想像しますよね?
それらも真珠ではあるんですが、実はそれ以外にもいろんな形や色の真珠があるんです。
上の写真は全部真珠なんです。
いろんな種類があってすごく創作意欲を刺激されますよね。
それぞれ製法や貝の種類の違いからこれだけの個性が出ることもあれば、
同じ製法や同じ貝の種類なのにたまたま珍しい形や珍しい色の真珠ができることもあります。
こういう点が宝石でありながら他の鉱石にはない真珠だけのもつ魅力ですね。
今後構築する予定の通販サイトから皆様のもとへお届けしていきたいと思います。
真珠をどう活用するかは自由
今回のプロジェクトで受け取った真珠をどう生かすかはあなたのアイディア次第です。
例えばハンドメイドアクセサリ作りに使ったり
ツリーのオーナメントや
ハーバリウムにつかったり
可能性は無限大です。
夜空に浮かぶ星の数ほどのアイディアを生み出しましょう。
プロジェクトをやろうと思った理由
現在のような真珠養殖の技術は明治26年に御木本真珠店の創業者である御木本幸吉氏