日本初の『燻製はちみつ』で千葉の里山を元気にしたい!

だき、我々のみならず、同じような志で森を守っている養蜂家の蜂蜜の価値向上に貢献していきたいと考えています。

2.「燻製はちみつ」が広げる、森と養蜂の明るい未来!
〜 なぜ、『燻製はちみつ』なのか? 〜

はちみつといえば、パンに塗る、ヨーグルトに混ぜる、紅茶に入れる、、、

普通はそんなところでしょうか。

ところが、

今回開発した『燻製はちみつ』は、「食」のあらゆるシーンで、

素材の美味しさ、楽しさを贅沢に引き出してくれます。

いつものチーズが、いつもの焼き鳥が、いつものポテトサラダが、、、

こんなにもゴージャスな味わいに変化するなんて!

ピザやポテト、ソーセージからチーズ、ステーキまで!
素材の美味しさを引き出す組み合わせは無限大!

いままで、はちみつをかけるイメージのなかった食材が、
ほんの少しの量の『燻製はちみつ」で、食卓が豊かになる、、、。

それが、『燻製はちみつ』の魅力です。

『燻製はちみつ』が、はちみつの利用シーンを増やしてくれることで、

この魅力を感じていただき、再生産可能価格、

つまり、
養蜂家が、森を守り花を育てる活動をつづけられる価格、
で手に取っていただくことで、お客様に喜んでいただきながら、
養蜂業が持続可能なものとなり、
そして、ふるさとの森が、豊かな里山にうまれかわっていく。

そんな未来を思い描いています。

燻製はちみつを手に取っていただくたびに、
ふるさとの森が、少しずつ、豊かになっていけるように、
いま、この『燻製はちみつ』の生産を安定させ、
そして、私たちだけでなく、
ほかの養蜂家のはちみつも(依頼があれば)燻製加工できるような設備を計画しています。
3.私たちの地域のご紹介 〜経済の「崖」〜

私たちが活動している千葉県市原市の内陸部は、房総半島のほぼ中央、分水嶺に位置します。谷と丘が小刻みに連続する、いわゆる「中山間地域」です。この地域の森に降った雨が、土の中にしみこみ、千葉県各地の水源となっており、千葉県の人々の命をはぐくむ場所、といっても過言ではありません。

しかしながら、その状況は、いわゆる「のどかな里山」とは全く異なります。

放棄された山林を台風15号が直撃し、大量の倒木処理にあたる日本リノ・アグリとワンドロップファームのスタッフ

すぐ近くには大都市千葉市を抱え、沿岸部には国内2位の工業地帯。そして、東京湾アクアラインを渡れば大都市東京へと1時間でアクセスできます。そんな、非常に大きな経済と隣接したエリアでありながら、小学校が次々と廃校になってしまうような、極端な高齢化の進んだ集落となってしまいました。その落差は、まざに経済の崖といえます。

曲線だらけの狭い畑が連続する市東地区。作物を植えても生産性が非常に低い。

なぜ、こんな「崖」が生じてしまったのか?

その一因は、比較的早い時期に大規模な宅地開発やゴルフ場開発が行われ、山や農地を手放しやすい条件が整っていたことにあると思います。さらに、すぐ近くに便利な市街地があることによって、多くの人は生家を離れ、わずか数キロで往復できる便利な市街地に移り住みました。

そうして、大都市のすぐ近くにありながら、小学校がいくつも廃校になってしまい、ついには極端に高齢化の進む集落となりました。田畑や森で仕事をするのは高齢者ばかりで、若い人の姿はみられません。そうして、森や農地が荒れていきました。

海と森に囲まれた千葉県。

森が荒れれば、やがて海も荒れてしまいます。森も海も失われれば、私たちの暮らしは成り立ちません。