。鳥取の良さを伝える楽しさとプレッシャーを知りました。
最近では鳥取城北高校さんとコラボして、ラベルのパッケージデザインを作ってもらったりもしています。
私たちに関わることで、少しでも高校生の彼らが仕事や経済、地域について感じ、学んでもらえたら嬉しいです。
この3年で、多くの方々との出会いがありました。
県内の流通しない素材を買い取って、農家さんたちに1円でも多くお渡ししたい。ビール造りを通じて、町を経済的にも雰囲気的にも盛り上げたい。
「鳥取の”もったいない”を副原料にした美味しいビールを作って、世界の人々に届ける」
それが私の大切な目標になりました。
醸造所の移転
醸造開始から3年が経ち、お陰様で徐々に仕入れてくださる飲食店や販売店も増えてきたのですが、一方で今の設備では生産量が追いつかなくなってきました。そこで、醸造所を移転し、より多くの方々に私たちのビールを楽しんでいただけるよう準備を進めてきました。
移転先の候補は、地元の方々の思い出がいっぱい詰まっている幼稚園だった建物です。
少子化の影響で2005年に幼稚園が統廃合されて以来、長年使われていなかった園舎は、私にとっては他の素材と同じく「もったいない」ものでした。
仲間たちと知恵を絞って計画を練った結果、鳥取市の遊休施設活用のプレゼンコンペを無事勝ち抜くことができました。
2005年に閉園した勝谷保育園
ビールを通じてコミュニケーション
私たちは、知られていない鳥取の良さをビールを通じてお伝えするメッセンジャーです。
ただ買って飲んでもらうだけの関係ではなく、直接お会いして、お話しして、私たちのビールの魅力をちゃんと伝えていきたいと思っています。
今までも数多くのビアフェスなどのイベントに出店させていただき、一番美味しい状態の樽から出したビールを片手に、たくさんの方々とお話しさせていただきました。特に若い世代の方からは、ビールのイメージが変わったという声も多くいただきました。
大きな保冷車でビールを届けたい
そんな中で、ありがたいことに大阪や東京、福岡といった遠方のイベント主催者の方々から出店オファーをいただくことが増えました。しかし、今持っている保冷車では十分な量を積んで持っていくことができないため、コストと比較してオファーをお断りしてきました。
そこで今回、このクラウドファンディングでみなさまからの支援をいただき、今の4倍の量を積むことができる大型の保冷車を導入したいと考えています。
購入予定の保冷車イメージ
新型コロナの影響でイベント自粛など大変な時期が続きますが、人と人が直接会ってやり取りをすることの価値は変わらないと思います。
再び感染者数が伸び始めた今、すぐには難しいかもしれませんが、この新しい保冷車を使って全国各地のイベントに出店し、なるべく多くの方に直接鳥取の良さを伝える機会を作りたいと思っています。
アカリブリューイングのこれから
私たちはこれからもビール造りを通じて、鳥取の美味しいものと世界を繋げていく仕事をしていきます。
今回の保冷車の導入によって、より多くの方々に私たちのビールをお届けし、鳥取を盛り上げていきたいと思っています。みなさまのご支援をどうぞよろしくお願いいたします!
【 応援メッセージをご紹介します! 】
久米桜麦酒株式会社(大山Gビール) 代表取締役社長 田村源太郎さん
小さな鳥取県の小さな町、鹿野町で、“この町、地元を元気にしたい”としてスタートした、アカリブリューイングさん。
熱い想いで引っぱる