―― その頂はきっと、狂気無くして至れぬ場所 ――
TRPGシナリオ『狂気山脈 ~邪神の山嶺~』を原案とした、
アニメ映画制作を目指すプロジェクトです。
※シナリオの中身に触れる文章が含まれます。ご注意ください。
昨今、TRPGが「視るエンターテイメント」として
YouTube等を中心として新たなムーブメントを起こしつつあります。
そのシーンにおいて『狂気山脈 ~邪神の山嶺~』は
ありがたい事に代表的なシナリオとなり、沢山の方々に遊んでいただき、
多くの視聴者を虜にするドラマを生み出してきました。
この物語をアニメ映画化するという無謀なチャレンジに、本気で挑むことにしました。
まずは第一歩として、パイロット・フィルムの制作を目指します。
『狂気山脈 ~邪神の山嶺~』とは
TRPG(テーブルトークRPG)用に書かれたシナリオ。初出は動画『登山家たちのクトゥルフ神話TRPG』。
“クトゥルフ神話”として世界的に有名なH.P.ラヴクラフトの小説のひとつ『狂気の山脈にて』に登場する、南極の未知なる世界最高峰「狂気山脈」を舞台とし、人類未踏の頂を目指す登山家たちの挑戦を描く冒険譚です。
「コズミックホラー」と形容される未知への恐怖と、冒険的登山のリアルを描いた本格的な描写がマッチし、極限状態で剥き出しになる人間たちのドラマが多くの人を魅了しました。
(イメージボードより)
※TRPGシナリオとは別に、同じ舞台・同じ背景設定を持つ派生作品として、
マーダーミステリー『狂気山脈 陰謀の分水嶺』という作品もあります。
(作:ダバ/まだら牛)
(マダミス狂気山脈シリーズ)
ごあいさつ
『狂気山脈 ~邪神の山嶺~』の作者、まだら牛です。
この物語は、僕がゲーム制作や配信などの活動を始めるきっかけになった作品です。
おかげさまで、驚くほど多くの方々に遊んで頂ける作品になりました。
今や”狂気山脈登頂者”は数え切れないほどになっています。
(過去のアンケートなどから類推するにエベレストの登頂人数をも超えているはずです)
活動の最中に実感するのは、TRPGが豊かな創作の土壌になっていることです。
今はまだマイナージャンルではありますが、そこには多くのクリエイターたちが集結し、
日夜魅力的な「キャラクター」や「物語」たちが生み出されています。
今メジャーで活躍するミュージシャンの多くを育んだVOCALOID文化と同じように、
TRPGも、メジャーで戦える作品を生み出す土壌となり得ると、僕は確信しています。
そして先日、衝撃的な出来事が起きました。
ディズム氏主催のTRPG発舞台企画『カタシロRebuild』です。
一部の人だけが遊んでいたTRPGを元にした企画が、メジャーなエンターテイメントの場に進出し、その道のプロすらも唸らせる舞台劇を作り上げることに成功しました。
いよいよもって、TRPGという場で育まれた物語がメジャーな場で通用することが証明されてしまったのです。
お陰で覚悟が決まりました。
『狂気山脈』を愛してくれたたくさんの人々のお陰で、勇気も湧きました。
個人・TRPG発の物語をもって、エンタメの王道たる映画の世界へ切り込む。
そんなでっかい“未踏峰”に先陣を切って道を作るべく、頂を目指して一歩を踏み出したいと思います。
皆さまのお力添えを、どうかよろしくお願いいたします。
(イメージボートより:荒天での停滞と進行)
プロジェクトオーナーについて
●まだら牛
ゲームクリエイター、配信者、山に登る人。