はじめに
本大会は、学生の自作によるフォーミュラスタイルのレーシングカーの競技会です。主役である学生が自ら構想・設計・製作した車両により、ものづくりの総合力を競い、産学官で支援して、自動車技術ならびに産業の発展・振興に資する人材を育成することを趣旨として2003年に発足以来、開催して参りました。
将来の人材育成を目的としており、各大学がレーシングカーを開発するベンチャー企業という想定のもと、販売戦略、コスト管理、開発、車両走行性能を一貫して審査するという、ゼロからクルマを作り上げる、“ものづくり”を通した“ひとづくり”の競技会となっております。ものづくりの機会を提供し、その本質を学び、優秀な人材を世界へ育成・輩出していくことが大会の目的です。
【新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による影響】
2020年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により残念ながら開催中止となってしまいましたが、2021大会はオンライン開催での「静的審査」-製造コスト・ビジネスプレゼンテーション・設計(デザイン)-と、静岡県にあるエコパで実際に車両を走らせる現地開催での「動的審査」のハイブリッド開催を予定していました。
■学生フォーミュラ日本大会2021 開催概要
しかしながら、新型コロナウイルスの影響は収まらず、参加チームは先の見えない不安からくるモチベーション低下、チームメンバーやスポンサーの獲得難、そして学生の課外活動規制による車両製作への影響もあり、2021年シーズンは少なからぬチームが存続の危機に瀕しています。
チーム活動は厳しくなる一方、更に、現地開催地である静岡県の警戒レベルが最高の「5」まで上昇(2021年7月末時点)したことで、大会実行委員会は、現地開催の中止を決定しました。これによって2021年シーズンはオンライン開催のみで完結することとなり、2年連続で、全チームが車両を走行させる動的審査を断念せざるを得ない結果となりました。
■このプロジェクトで実現したいこと
【実施目的】:オンライン大会後の「ポストシーズン」まで追いかけてYouTube配信を通じ、大会のリアルを訴求していきたい!
シーズン当初から、大会の価値と意義をPRしていくために、『大会密着番組』を番組サポーターも募り、YouTubeで配信しています。現地開催の中止により車両の走行シーンの配信は難しくなりましたが、新たな企画として「大会後のポストシーズンでのチームの活動」をお届けいたします。
この日本最大規模の「学生ものづくりコンペティション」に青春を賭ける学生たちの姿を、多くの人たちに知ってもらうため制作する『大会密着番組』の制作費用の一部をご支援いただきたくご協力のほどよろしくお願いいたします。
■WHY CAMPFIRE?
本企画にクラウドファンディングを採択した理由は、学生フォーミュラに関わる多くの企業やチームのOBOG、そしてまだこの大会を知らない人々へ「大会に参加するチームのリアル」を知っていただき、今後の大会の未来に向けて、より世の中へ大会を訴求していく必要があると考えたからです。
私たちには、ただの資金援助という意味だけでなく、今回のご支援をキッカケに、大会の認知を拡大し、未来の大会継続に繋げていきたいという想いがあります。大会を通じ、将来の産業を支える人材になっていく未来の学生にとっても、ものづくりの感動や悔しさを体験できる機会としての本大会を絶やさないようにしていきたいと考えています。
■資金の使い道
・YouTube企画