はじめに・ご挨拶
当ページをご覧いただきありがとうございます。
昨冬の引き続き、2度目のプロジェクトになります(前回のプロジェクト:庄原の食品製造業者を守りたい!「備北もん冬ギフト コロナ特別版」)。
当会は、広島県庄原市の西城町・比和町・高野町・口和町・総領町の事業者支援を主たる目的とする特別認可法人です。地域の事業者の経営の困りごと解決のため、将来の事業計画策定や運転資金等の融資斡旋、設備投資のための補助金申請、日々の経理や労働保険事務委託などの事業者に対する幅広い支援を職員10名一丸となって日々行っております。
このプロジェクトで実現したいこと
庄原市は広島県北東部に位置し、山や森林に囲まれ、主産業は農業という日本全国どこにでもありそうな中山間地域です。「コロナ禍」以前より、少子高齢化やそれに伴う人口の減少により地域内の事業者の経営は厳しいものとなっていました。
いつまでも近隣の消費者を相手にした商売では先がないと、一昨年11月に当会が市や観光協会などの関係機関と連携し、JR道駅前で展示販売会「備北もんフェアinおのみち」を開催。管内15事業者が自慢の逸品も持って出展したこのイベントには約8,000人が来場し、完売店続出の大変盛況なものとなりました。
こうした結果を通じ、中山間地域の豊かな大地と清らかな水で製造された商品の持つポテンシャルは我々や事業者自身が思っているよりも高く、決して他地域に劣るものではないことを知ることができました。
では、何が足りないのか?それは「伝え方」ではないか?
「コロナ禍」で遠出が出来なくなっている状況でイベントや展示会・商談会も開催できず、何時まで経っても「知る人ぞ知る」商品のまま。当プロジェクトを通じて、中山間地域特有の「きらり」と光る魅力を知っていただき、興味を持っていただきたいと思っています。
プロジェクトを立ち上げた背景
昨年度からの「新型コロナウイルス感染症」の感染拡大による「不要不急の外出」自粛により、地域の小売業や宿泊業などの観光業に関わる業種は多大なダメージを受けています。同年4月に発令された「緊急事態宣言」では、地域内の多くの飲食業者が休業を余儀なくされ、管内の事業者はいつ明けるともわからない現状に不安な毎日を送っていました。
そうした状況下、当会においては国や県の給付金などの施策や金融機関の無利息融資などの事業者支援を行いながら「他にも事業者のために何かできることは無いか」と所内で知恵を絞り、様々なことに取組みました。ワクチン接種も始まり、ようやく目途が立ってきたと思った矢先の広島県2度目の「緊急事態宣言」発令。少しでも管内事業者のためになればと昨冬に引き続き再度、プロジェクトの立ち上げに至りました。
今回のプロジェクト実施において、事業者の製造する商品を魅力的に消費者へ伝えるためには何が必要かを所内で検討した結果、辿り着いた答えが「動画」でした。「コロナ禍」の「新しい生活様式」が浸透する中、中山間地域だからこそ取り組まねばならない課題として受け止め、不慣れながらも挑戦しよう!となりました。
「コロナ禍」での当会の活動
①国・県等の施策普及
昨年は会報を4回発行し、給付金や補助金等のコロナ対策の施策普及に努めました。概要を5分以内でサッと説明した音声配信も「YouTube」を使って行い、より多くの事業者に制度を知ってもらえるよう工夫しました。
②備北もんギフト コロナ特別版」の実施
地域内の食品製造・加工業者の商品を詰め合わせたギフト販売を夏・冬の2回行いました