この度は、私たちのプロジェクトをご覧いただきありがとうございます!
私たちは、神戸大学で芸術や芸術を構成する事象を学んでいます。メンバーの中には台湾やフランスでさらに深くアートを学んだり、日本国内で様々な芸術活動を行ったりと、グローカル(グローバル × ローカル)な視点で芸術と社会の循環を目指してそれぞれの活動に励んでいます。私たちの「芸術のエネルギー」を広げるために、今回公演を一緒に創る「 神大アートプロジェクト」と「日進月歩」のプロジェクトの内容を最後までご覧いただければ幸いです。
私たちは「サスティナブルなアートと社会の実現」に挑戦します。
神大Art Projectは多角的にアートを学ぶアーティストとして、自分の世界やアートの価値をそれぞれの表現方法で発信し続けてきました。しかし、2020年、新型コロナウイルスの影響を受け、あたりまえだった “表現する機会” がなくなり、それぞれが自分自身と向き合うこととなりました。
これまでのアート活動や表現活動を振り返る中で、これまで私たちは、芸術によるエネルギーのおかげで、自分たちのさまざまな活動ができていたことに気づき、コロナ禍であっても、自分たちが率先して、アートの持つエネルギーを絶やさないようにすることの大切さを再確認しました。
そして、それと同時に、ある問題が見えてきました。
私たちは今まで神大Art Projectの公演を開催するにあたり、出演者やスタッフが公演にかかる費用・広告宣伝費等を自分たちで負担してきました。実際に、私たちだけでなく日本の多くのアーティストは生計を立てるため、アルバイトをしながら表現活動をしています。しかし、芸術の発展において、日本のアーティストが経済状況に悩みながら表現活動を行うことは、社会に対して影響力を持つような作品をつくるための大きな障害になってしまいます。
「本来アーティストは創造の領域で社会に貢献し、人々は恩恵を受け、社会はそれに対して対価を払う役割がある。」フランスやドイツなどでは、この考え方が広まっており、しっかりとした仕組みが作られています。そして日本でも、芸術の大切さが重視されるようになった近年だからこそ、アーティストが自分の創造に集中できる環境を整える必要があります。ただヨーロッパの環境をそのまま踏襲するのではなく、日本の文化的背景に基づいて「良い」芸術に対する支援者が出てくるような仕組みを作らなければなりません。
そこで私たちは、私たち自身の今までのやり方を問題とし、「アーティストが自分の表現を追求できる環境と、人々がアート作品をより多様な方法で鑑賞できる仕組みを作りたい!」と考えるようになりました。
そこで、コロナ禍で見えてきた「サスティナブル」というキーワードに焦点を当て「アートの持続可能性」とSDGsという言葉で意識が高まりつつある「社会の持続可能性」を考え合わせ、表現活動と社会全体の両方において、「持続的な活動を創造する」きっかけにしたい。アーティストが表現活動に集中することで、最大限、アートの持つエネルギーを社会に還元し、将来に生きる人々が幸せに生きられるような社会を作りたい。その思いをもとに、新しいアートの仕組みづくりに挑戦します。新たなパフォーマンス形式を模索し、神戸から世界へアートの価値、エネルギーを様々な形で発信することを目指します。
具体的なSDGs「Sustainable Development Goals(持続可能な開発のための目標)」への主な取り組みとしてはこちらの5つで