国連環境計画(UNEP)の統合報告書の日本語版制作にご支援ください!

国連環境計画(UNEP)の統合報告書の日本語版制作にご支援ください!
今や、私たちの生活すべてが環境問題につながっています。この問題解決のヒントが詰まったUNEPの重要な報告書「Making Peace with Nature(自然との仲直り)」を、日本語版として発行したい!

■ごあいさつ

皆さん、はじめまして。日本UNEP協会です。
私たちは、国連の環境分野における中核機関である国連環境計画(UNEP:本部ナイロビ)と公式にパートナーシップ協定を交わし、日本におけるUNEPの活動を支援しています。
具体的には、UNEPが発信する情報を、イベントや冊子、そして展示会などを通じて日本の皆さんにお届けし、UNEPと日本とのかけ橋として活動しています。

これまで私たちの活動は、会員企業および個人会員の会費や寄付に支えられてきましたが、今回の出版プロジェクトでは、初めてのクラウドファウンディングに取り組むことにしました。このページにたどり着かれたご縁で、最後までお読みいただけたら嬉しいです。
■私たちが目指すもの

さて、皆さんは、国連の定める公用語が「英語、フランス語、ロシア語、スペイン語、アラビア語、中国語」の6つであり、残念ながら日本語は含まれていないことをご存じでしょうか。
したがって、世界各国がこれだけ密接に関連しているのに、私たちは国連が発信する貴重な情報を、そのままでは得にくい状況にあるのです。

今回、UNEPが2021年2月に発表した“統合報告書”といわれる「Making Peace with Nature」(全168ページ)は、世界の25におよぶ重要な評価報告を基盤としたもので、2020年に世界中の価値観や生活様式を一変させたCOVID-19(新型コロナウイルス)を経て、
どのように新しい社会、新しい世界を作っていけばいいのか。
人類が地球を保護し回復させることを緊急に決断しなければならない理由とその方法とは何か。
について、力強く科学的に論証されています。
これは、日本語を母国語とする私たちも必ず読むべき一冊です。
本報告書を、一人でも多くの皆さんに日本語版として読んでいただき、日本が世界から取り残された「環境ガラパゴス」にならないよう、ぜひ力を貸していただきたいと願っています。

■統合報告書「Making Peace with Nature(自然との仲直り)」とは?

原題/Making Peace with Nature: A scientific blueprint to tackle the climate, biodiversity and pollution emergencies

邦題/自然との仲直り:気候変動、生物多様性、汚染の危機に対処するための科学的青写真

少し専門的な話も入りますが、この報告書について説明させてください。
「今、私たちがこれまでの考えを改めて“自然との仲直り“をしない限り、人類の将来は絶望的である」と、本報告書は訴えています。

過去50年のあいだに、世界の貿易は 10 倍増加しました。
世界の経済は 5 倍になりました。
世界人口は2倍になりました。
世界の平均的な裕福さも2倍になりました。

しかしその一方、
約 13億人が貧困層にとどまっています。
約7 億人が飢餓に直面しています。
4分の3の土地と、3 分の2の海洋が、人間活動による影響を受けています。

これまでの歴史において、どんな時代でも、私たちの先祖はより良い生活を求めて進歩してきました。
時代に応じて文明の利器が生み出され、その生活は快適になり、今では地球の反対側どころか、地球の外、宇宙にいる人ともコミュニケーションが取れるようになりました。
一方、それと同時に人類はこの生活を得るために、自然を搾取し、傷め続けてきたのも事実です。自然はもう、私たち人類を養いきれなくなってきているので