菊イモを使ったペットフード用健康ふりかけでペットを元気にしたい

菊イモを使ったペットフード用健康ふりかけでペットを元気にしたい
コロナ禍の影響により、家の中にいることを余儀なくされたペット達は、食べ過ぎや運動不足、ストレスが原因で不健康になってきているという話を聞いたことがないでしょうか。ペットを元気にしたい!私たちは、菊イモのイヌリンに着目し、ペットフードにかけるだけで健康増進が行える健康ふりかけを考えてみました。

はじめに

コロナ禍におけるワンちゃん・ネコちゃんを取り巻く生活環境の変化により、カロリーの摂取過剰や運動不足による肥満、ストレスが増えてきていると聞いた事がありませんか。このような環境にいるペットたちは、健康を損なう恐れがあります。ペットにこのような思いをさせないようにするためには、私たちがペットの健康管理に十分気を付けることが必要であると考えています。特に食事は、その摂り方次第でペットを簡単に太らせてしまいます。そこで、食事面からこの健康問題を解決する方法を考えてみました。

コロナ禍以前のように元気を取り戻してもらいたい。すべての飼い主さんはそう思われるのではないでしょうか。家族の一員であるペットの健康問題は、私たちが真剣に考えていけなければならないことなのです。

ところで、皆さん、菊イモという植物をご存知でしょうか。菊イモはキク科ヒマワリ属の多年草で、原産地は北部アメリカで、江戸時代に日本に到来し、大事に世界大戦中は食用として各地で栽培されていました。掘り出したイモは生姜に似た形で、触感は大根のようにサクサクしています。菊イモは「イモ」とありますが、イモの仲間ではありません。「イモ」と聞くとデンプンを思い浮かべますが、菊イモにはデンプンは含まれておらず、イヌリンにより構成されています。菊イモの主成分であるこのイヌリンこそが天然のインスリンといわれる多糖体なのです。イヌリンの生理的効能は多くあり、奇跡の産物と言っても過言ではありません。イヌリンは膵臓が糖を吸収するのを遅らせ、また脂肪・糖・塩を吸収させない食材とも言われています。イヌリンは果糖ですので、血糖値を上げない働きがあり、消化吸収を促したり、善玉菌を増やしてくれる効果もあります。

菊イモの花と塊根 この菊イモを乾燥させパウダー状にし、毎日のペットの食事に加えてあげれば健康問題を無理なく改善できるのではないかと考え、いつも食べているお気に入りのペットフードにかけるだけのペット用菊イモふりかけを作れないかと考えたのが本プロジェクトのスタートでした。薬ではなく、天然の菊イモのパウダーですので、無理せず毎日安心して食べられますし、ほぼ無味無臭のため、ストレスにもなりません。私たちは、本プロジェクトにより、ペットの健康改善に貢献し、さらには素晴らしい菊イモを育てる日本の農業をも守ることができると考えています。地域振興としても大きな可能性を秘めたペット用菊イモ健康ふりかけ「キクイモンくん」をご紹介します。

パウダーにした「キクイモンくん」

私たちが契約している菊イモ栽培委託農家は、周囲を美ヶ原・浅間山・蓼科山で囲まれた、水と空気の美味しい自然豊かな長野県の依田窪南部地区の方々です。現在、綺麗なピンク色のフランス菊イモの栽培をしています。また、最近「きくいも研究会」も立ち上げ、栽培技術の向上や菊イモの普及に精力的に活動されています。

私たちが菊イモを育てています!
本プロジェクトのスケジュール

菊イモの植え付け作業

5~7月
契約農家に菊イモの植え付けを依頼します。菊イモは害虫にも負けないので栽培は比較的放任で大丈夫です。消毒も不要です。植えてから2~3週間ほどで芽が出ます。天候具合で遅くなることもあります。寒暖差の大きい所ほどイヌリンの豊富な菊イモが作れます。

9~10月
夏頃になると大きく成長し、草丈は2mほど(場合によって3mにも!)となりますので、倒れないよう支柱を立てます。黄色い花が咲いてとても綺麗です。

菊イモ堀り作業11~12月
葉が枯れてきた秋頃になったら、