2020年はコロナウィルスの影響で、ほとんどのイベントや行事が中止になりました。
オリンピックなどの世界的なイベントはもちろん、地方の夏祭りや花火大会なども中止に追いやられ、まるで空白のような一年だったのではないでしょうか。
2021年に入り、やっと落ち着いたかと思いきや第二波・第三波と続き、終わりの見えない閉塞感が日常に漂っています。
すべてのイベントごとを中止にしてしまうのは簡単ですが、こんな状況だからこそ実行することに意味があるのではないでしょうか。
新潟県南魚沼市六日町で400年以上続いている「坂戸山百八灯(さかどやまひゃくはっとう)」というイベントは、登山道をロウソクの灯りで照らし無病息災・五穀豊穣を祈る行事です。
この灯りが日本中・世界中を明るく照らし、先の見えない未来を照らす希望の光になるのではないかと考え、このイベントを実行することに決めました。
1本のロウソクの灯りはとても小さな灯火ですが、その光が10本・20本と集まれば、次の一歩を踏み出すための大きな道標になるのではないでしょうか。
いまこそ力を合わせて、このイベントを成功に導きましょう!
ぜひご支援ご協力をお願いいたします。
はじめまして、坂戸山百八灯実行委員会のジンボラボの神保貴雄と申します。
今回、六日町観光協会に事務局をお願いして「坂戸山百八灯の献灯代を集めるためのクラウドファンディング」を立ち上げました!
例年であれば地元・南魚沼市の企業や個人を対象に協賛(献灯)をお願いしてきましたが、今回はよりたくさんの方の想いを込めたイベントになればと、このような形をとらせていただきました。
さらに新型コロナウィルスで大きな影響を受けた温泉宿や旅館を応援できないかと考え、リターンのひとつとして宿泊施設で使える宿泊利用チケットを用意。
さらにさらに地元の農家レストラン「まつえんどん」と一緒に開発した商品をリターンに加えました。
コロナ禍でも地元に明るいニュースを届けたい!という想いのもと挑戦させていただきますので、よろしくお願いいたします。
新潟県南魚沼市にある標高634mの里山。
365日、一年中登山者が絶えないことが話題となりNHKの特集で取り上げられたこともあります。
春にはカタクリや山桜などの山野草。
夏はグリーンに輝く一面の田園風景。
秋には八海山や巻機山を望むパノラマ紅葉。
そして、冬には真っ白な静寂の景色を感じることができます。
歴史的にも非常に貴重な価値があり、あの新潟が誇る伝説の戦国武将・上杉謙信も重要視していたと言われています。
また2001年のNHK大河ドラマ「天地人」の主人公、直江兼続は坂戸山の麓で誕生しました。
大昔からこの地の人々に愛されてきたソウルマウンテン……それが坂戸山です。
毎年山開きの7月1日に合わせて、その前日の6月30日に無病息災と五穀豊穣を祈念し行われる行事。
登り口から山頂までの1.5kmの登山道に、企業や個人から献灯されたロウソクを設置し、日が暮れる頃に点火します。
暗くなってからロウソクの明かりをたよりに老若男女が山登りを楽しむ粋なイベント。
また遠距離から坂戸山に灯る光の滑らかなラインに想いを馳せるもよし。
百八灯の歴史は古く約400年前から始まったと言われ、担い手不足で途絶えながらも現代まで続いてきました。
当初100本程度だったロウソクも年々献灯する方が増え、2019年には200本以上のロウソクが暗闇を灯しました。
いまでは六日町に夏の訪れを告げる風物詩となって