実施理由/背景
誰もが「助けて」と言える社会を創りたい
子どもを抱える若い世代は、仕事が忙しかったり、ダブルワークをしていたり、共働きであったりなど様々な理由で、市役所の相談窓口が開いている時間帯いわゆる9時17時の時間帯に、相談に行けません。
また、「もっと困っている人が市役所に相談するはず」や、「自分が相談することで、迷惑をかけてしまうのではないか?」など相談すること自体を躊躇してしまう傾向もあります。
これは、社会の中で、生活困窮=努力が足りない人
という偏見により、困ったときにSOSを出すこと自体が大きな壁として存在するからです。
その結果、支援に繋がることがなく、生活困窮が悪化していくという状況になります。
NPO法人POPOLOでは、誰もが「助けて」と言える社会を目指して活動しています。
「助けて」と言うことを阻害している壁を少しでも取り除き支援に繋げていく仕組みを創る挑戦をしたいと考えています!
プロジェクト内容説明
食料支援とチャットボットのセットできっかけを作り、子どもがいる世帯への支援に繋げます!
本プロジェクトは大きく分けて2つに分類されます。
(1)チャットボットを活用したアウトリーチ
LINEのチャットボットを開発し、365日24時間どこに相談したらいいのか、相談内容によって専門窓口を紹介できる仕組みをつくります。
そのうえで、窓口に行くこと自体にためらいを持つ方のために、メールでの問い合わせにも対応し、必要に応じて、直接面談もできるようにします。
また、新型コロナウイルスの影響で生活困窮している方向けの案内項目も作成し、情報が整理されていないことで制度にたどり着けない事態を防ぎます。
(2)子ども応援プロジェクト
夏休みや、冬休みの期間に子育て支援の一環として、SNS(ツイッターやフェイスブックなど)を活用し、静岡県内の子育て世帯に対して食料支援を行います。
食品の受け渡しの際に、簡単なアンケートを取り生活の状況を確認し、直ちに支援が必要、見守りが必要、現時点では問題なしで分類し、お住い地域にある相談機関の紹介をするとともに、見守りが必要以上の判断をした世帯に対しては、定期的な声かけを実施します。
目指すところ
子どもを抱える親が気軽に助けてと言える社会を創りたい!!
本プロジェクトを実施することで、地域で助けてといえない子育て世帯が、気軽に地域の相談機関と繋がるようになり、生活の状況が深刻化する前に、制度の利用や、公的支援や民間支援を受けることができるようになり、その結果、子どもたちが生まれた環境により、人生が左右されることなく、将来に希望を持って生きることが出来るようになることを目指します。
具体的に目標数として、
チャットボットの利用人数 300人
子ども応援プロジェクト利用者 500世帯を初年度の目標とします。
本プロジェクトの結果を可視化させ、まず県内の自治体へアウトリーチの必要性を訴え、本取り組みを自治体との共同実施まで発展させたいと考えています。そして、全国のモデルとなり、県外でも普及するようになる未来をゴールと考えます。
寄付の使い道
下記の項目ごとに支出する予定です。
チャットボット等のアウトリーチにかかる費用:1,900,000円
子ども応援プロジェクトにかかる費用:3,603,000円
事務作業および管理にかかる費用:440,000円
自治体からのメッセージ
静岡市はこのプロジェクトを応援します!
市民ニーズが多様化・複雑化し、行政だけでは社会的課題に対してきめ