佐野史郎&山本恭司「小泉八雲朗読のしらべ 八雲彷徨」大分公演

美しさは一見の価値があります。まさに大分の財産。
床板には樹齢200年以上の檜(ひのき)が使われ、床下に仕込まれた甕(かめ)によって、演者が床を踏み鳴らす音が非常に美しく響きます。舞台の隅の柱は取り外しできるようになっており、今回の上演でも、どの席からもしっかり楽しむことができます。

〈平和市民公園能楽堂の美しい舞台〉

能舞台の決まりに則り、佐野史郎さんは羽織袴姿で、山本恭司さんも白足袋で能舞台に上がります。

この美しい能舞台にふさわしく、今回の演目には、登場人物が能楽を謡う怪談があり、平和市民公園能楽堂で活躍されている観世流能楽師の馬野正基さんがその場面をライブで謡う演出もあり、見逃せません。能楽に触れたことのない方には、またとない貴重な体験となることでしょう。
若い世代にも観てほしい

わたしたちは、この総合芸術ともいうべき「小泉八雲朗読のしらべ大分公演」を通して、大分の若いみなさんにも、小泉八雲がみつめた日本文化の美しさや、オープンマインドという価値観にふれてほしいと思いました。そして大分が誇る美しい能楽堂も見てほしいし、できたら初めての能楽との出会いにもなったらいいなと。

そこで、思いきって、中学生から大学生までの学生さんに、学生シートを作ることにしました。
金額は一般の前売り券5000円のところ、500円です。これぐらい安くないと、はじめてのきっかけにはならないでしょう。
動き始めてからの、コロナウイルス

2019年の夏、ソロライブで大分県を訪れた山本恭司さんに「小泉八雲朗読のしらべ」を大分でやりたい思いをお伝えし、能楽堂に足を運んでもらいました。素晴らしい能楽堂に感動した山本恭司さんはすぐに、能楽を謡う武士が登場する怪談「小豆とぎ橋」を思い出して、佐野史郎さんが、初めての大分公演・能楽堂にふさわしい脚本を書き下ろしてくれました。

2020年5月の上演を目指して、数人の有志による実行委員会を立ち上げ、動きだしたのが2019年の12月でした。

初めてのことにドキドキしながら準備を始め、2020年2月にいよいよチケット発売開始となって3月、、、新型コロナウイルス感染拡大となってしまいました。

振替公演を2021年2月14日ときめたのですが、残念なことに、まだ日常は完全に元通りになっていません。
会場の平和市民公園能楽堂は、新型コロナ感染防止対策として、座席を一つ置きにして、全客席の50%の入場制限があります。
大きなスポンサーもなく、50%の入場制限では、学生シートどころか、普通に上演することもかなわなくなりそうです。

でも、こんなに素晴らしい公演をあきらめるのは残念です。
コロナ禍で、差別や疑心暗鬼でかさかさになってしまいそうな今こそ、小泉八雲のオープンマインドに触れてもらいたい。一流の演者のパフォーマンスに心震わせてもらいたい。
佐野史郎さん、山本恭司さんにもご協力をいただいて魅力的なリターンをご用意し、足りない資金をクラウドファンディングで皆様に応援していただきたいと思いました。

資金の使い道

皆様にご支援いただいた資金は、チケット売上代金と同様に、会場経費、ポスター・チラシ・パンフレット等の印刷費、出演者へのギャラ支払、交通費など全体的に使われます。また学生シート500円の実現のため、一般席と学生席の差額補填に使いたいと思います。
リターンについて

・応援お礼メッセージ
・公演記念パンフレット
・公演ダイジェスト動画
・山本恭司サイン入りCD
・公演オリジナルTシャツ
など
実施スケジュール

2020年1