多様な人が「つながる・つつみこむ・出会う」空間を高槻富田地区に!
▲起案者の岡本工介
CAMPFIREをご覧の皆様、こんにちは。一般社団法人タウンスペースWAKWAKの岡本工介と申します。
タウンスペースWAKWAKは、2012年に法人を立ち上げ「ひとりぼっちのいないまち」(社会的包摂のまち)をテーマに地域・家庭・学校・行政・大学・企業等さまざまな団体の方々と協働してまちづくりに取り組んできました。
▲富田わくわく食堂(共生型食堂)
この地域では、地域と学校が協働して、さらにそこへ行政、大学、企業など45団体の方々にも参画いただき
「ひとりぼっちのいないまちづくり」(社会的包摂のまちづくり)に取り組んできました。
富田地区では、一般社団法人タウンスペースWAKWAKが中心となり子どもの居場所づくりとして、2014年から学習支援事業、共生型(子どもから高齢者誰もが参加できるしくみ)、ケア付き(社会的不利を抱える子どもたちを支えるしくみ)の2つのタイプの子ども食堂、社会的養護の子どもたちのバックアップ事業にも取り組んできました。これらの取り組みはこの間、NHK全国放送へ2度にわたって放映され、内閣府のページへの掲載などにもつながってきました。ここでは、一貫して発信を通して他地域の課題解決の一助となることも願ってきました。
この取り組み、この地域で一貫して願ってきたことは地域の中にある「声なきSOSを見捨てない。」、「ひとりぼっちのいないまち」をみんなの力で連携してつくるということです。
▲子どもの居場所づくり事業立ち上げ講演会
今回、これまでの経験や実績から子どもから高齢者までの多世代さまざまな人たちが出会い、つながる居場所を創りたいという思いから高槻市富田地区にコミュニティスペースをオープンすることを決めました!ここでは「つながる・つつみこむ・出会う」場をキーワードに拠点を立ち上げ、居場所を創ります。
コミュニティスペースで展開していくタウンスペースWAKWAKのプロジェクト
このコミュニティスペースを拠点として、子ども食堂をはじめとした住民ボランティア主体の多世代を対象とした事業・大学生の育成など「つながる・つつみこむ・出会う」をテーマとしたプロジェクトを起こしていきます。
▶富田ただいま食堂
2017年から毎週行っている子どもたちが「ただいま~」と言って帰って来れる食堂を行います。
▶学習支援わんぴーす
2014年から毎週2回行っている中学生を対象とした学習支援を行います。また、その事業に携わる大学生の育ちの場を創ります。
▶社会的養護の子どもたちのバックアップ事業
2010年から社会的養護(児童養護施設)の子どもたちを対象として行っている事業のボランティア・スタッフ研修を行い、大学生の育ちの場を創ります。
▶ボーダレスアート事業
2012年から障がいのあるなしを超えて行っているアート教室を行います。
▶おはなカフェ事業
地域で子育て、高齢者・障がい児者支援や多文化共生に関わってきた女性が中心となり、身近な課題や話題について、ゲストを招いて気軽に話し合える場を創ります。
▶富田地区フィールドワーク
これまで行ってきた富田地区の包摂型のまちづくりについてのFW研修を企業、学校関係者、市民の方々を対象に行います。
▶大学生等次世代育成事業
すでに大阪大学と協定、関西大学、平安女学院大学、人間科学大学の学生が多岐に渡る事業にスタッフ・インターンとして携わっています。その学生さんの育成研修を行います。
▶高齢者見守り事業
地元の老人会の方々の協力を得て高齢者の見守りを行っていく事業を立ち上げます。
▶学びカフェ・多文化交流カフェ事業
様々な社会課題への学びの場や海外ルーツの人たちをゲストに迎え多文化について学ぶカフェ事業を立ち上げます。
▶子ども文庫事業
子育て世代が交流できる子ども文庫事業を地元の文庫主宰者の協力を得て立ち上げます。
子ども食堂をはじめ、多世代を対象とした事業を行える複合的機能を持ったフレキシブルなスペースとしてスタート。将来的には、包摂のネットワークの拠点として近隣の大学生など次世代の育ちを本格的に生み出す場として発展することを考えています。
▲改装を行うコミュニティスペースの外観
住所・アクセス
〒569-0814 大阪府高槻市富田町3丁目
JR摂津富田駅から徒歩5分、阪急富田駅から徒歩3分
本格オープンまでのスケジュール
▲改装前のコミュニティスペース
2020年12月中旬 改装スタート
→1月 子どもたち&大学生と看板作成ワークショップ
→2月末 改装工事終了
→3月 家具等の購入と運び入れ
→3月末 プレオープン(内覧会)
→4月1日 本格オープン(※新型コロナの影響により変更の可能性あり。詳しくはタウンスペースWAKWAKのFBページをご覧ください。)
資金の使い道
今回集まった支援は立ち上げ資金の一部として、大切に使わせていただきます。
・改装費 50万円
・初期運営費 30万円
・その他広報費等 20万円
〇思いのはじまり
「夜に親とのけんかなどで家にいたくないときでも温かく受け止めてもらえる場所・町の居場所づくりを提案します。」コミュニティスペースの創出への願いは2年前の子どもたちのこんな声から始まりました
この地域では、地域と学校が協働して、さらにそこへ行政、大学、企業など45団体の方々にも参画いただき「ひとりぼっちのいないまちづくり」(社会的包摂のまちづくり)に取り組んできました。
この取り組みではレインボープロジェクト「まちに笑顔とつながりの虹をかけよう」をテーマに総合的な学習の時間を通して中学生たちが「ひとりぼっちのいないまち」に向けてさまざまな取り組みを行ってきました。
(詳しくはNHK地域アーカイブス「ひとりぼっちのいない町~大阪・高槻富田地区PART2」をご覧ください。)
その中で中学生たちは自分たちの学びとして「自分が心を開ける人や場所は誰もが必要で大切だということ」に気づきました。そして、学習のまとめとしてこうまとめました。
「‟ひとりぼっち“と聞くと、みなさんは、どんなことを想像しますか?私たちは、本当のひとりぼっちとは、自分のしんどさを誰にも相談することができず、わかちあうことができないことだと考えました。ひとりぼっちをなくすためには、どんなにしんどくても、安心して自分の思いを打ち明けられるような居場所をつくっていくことが必要です。その居場所の中で、笑顔になることができれば、しんどいことを乗り越えていく力がわいてくると思います。居場所を通じてたくさんの人と出会い、つながりの輪が広がっていけば、ひとりぼっちは減っていくと思います。そして何よりも、私たち自身が、周りにいるひとりぼっちに気づき、笑顔でつながっていくことが大切だと考えます。」
「あの時の子どもたちの声をどうしても実現したい」そんな思いで準備を重ねてきました。
〇高槻市を震源とした大阪北部地震の発生
その後、2018年6月18日高槻市を震源に発生した「大阪北部地震」により富田地区の市営住宅19棟のうち2棟が次の大きな地震が来れば「倒壊の危機」があるとされ住民のみなさんが強制避難となりました。その中で高槻市の施策として「富田富寿営住宅全面建て替え」と「富田まちづくり構想」が掲げられ市営住宅の建て替えをはじめ施設型小中一貫校の建設、老朽化した公的機関の再配置計画が決定しました。
▲取り壊しとなった市営住宅
その中で「一刻も早く安全な場所に住みたい」という住民の切実な思いに突き動かされるようにタウンスペースWAKWAKを中心に地域・家庭・学校・行政・大学・企業等が連携したプロジェクト「インクルーシブコミュニティ・プロジェクト」を立ち上げ、そのプロジェクトの柱の一つとして「コミュニティスペースの創出」を掲げ多くの人たちの案を取り入れながら準備を行ってきました。
〇新型コロナによる居場所の停止
▲オンラインによる学習支援の様子
また、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、これまで公的機関をお借りしながら毎週行ってきた学習支援教室やただいま食堂(子ども食堂)も軒並み中止せざるを得ない状況となりました。「こんなときこそ居場所が必要なのに開くことができない。」それが運営者としてもっとも悔しかった思いでした。しかし、「困っている人たちをさらに困らせるわけにはいかない。」と今できるカタチとして子ども食堂をフードパントリー(弁当配付)に、学習支援をオンラインに切り替える中で新型コロナ禍緊急支援対策を試行錯誤を繰り返し行ってきました。
▲配布しているお弁当
と同時に新型コロナなどの様々な状況下においても柔軟に対応できる「居場所」を創ることがどうしても必要だという思いに至りました。
▲富田ただいま食堂の様子
〇いよいよ居場所の創出へ
今回、これまでの経験や実績から子どもから高齢者までの多世代さまざまな人たちが出会い、つながる居場所を創りたいという思いから高槻市富田地区にコミュニティスペースをオープンすることを決めました!ここでは「つながる・つつみこむ・出会う」場をキーワードに拠点を立ち上げ、居場所を創ります。ぜひ、みなさまの力をお貸しください!!
(参考URL等)
〇NHK地域アーカイブス「課題解決ドキュメントふるさとグングン高槻富田地区ひとりぼっちのいない町PART2」
〇NHK地域アーカイブス「ひとりぼっちの中学生の思い」
〇関西大学人権問題研究室紀要「高槻富田地区包摂型のまちづくり‐子ども食堂を始めとする子どもの居場所づくり事業の取り組み‐」
ご支援を頂きましたお礼として、魅力的なリターンを多くご用意致しました!
感謝状、資金が何に使われたかの報告書に加えて、
〈①支援額に応じて、複数個希望のリターンを選択〉もしくは〈②数量限定スペシャルリターン〉
の2つの形式からお選びいただけます。
【皆様に必ずお届けするもの】
・感謝状 …スタッフが心を込めて感謝の気持ちをお伝えします。
・資金が何に使われたかが分かる報告書 …皆様からのご支援の用途を報告させていただきます。
①支援額に応じて、複数個希望のリターンを選択される方
【希望される方(支援額5000円以上の方対象)にお届けするもの】
・年3回発行される法人の通信 …当法人の活動を定期的にお知らせいたします。
※リターンのオプション選択部分から「希望する/希望しない」のいずれかにチェックをお願いします。
(お手数をおかけいたしますが、支援額が10万円の方は、希望される場合には「1」、希望されない場合には「2」と備考欄にご記入ください。)
【支援額に応じて選択肢が変わるもの】
〈支援額5000円~の方が選択可能〉
〇ボーダーレスアートポストカード…富田地区で行われているボーダーレスアートの作品を用いた、とても可愛らしいポストカードです。(支援額が5000円の方はこちらの中から1枚をお選びください。支援額が10000以上の方にはこちらの3枚をお届けします。)
ライオンとふしぎななかまたち
東急東横線5000系の車内いろまぜあそび みんなちがってみんないい
※ボーダレスアートとは?
障がいのあるなしに関わらずアートを学べる場として開催。
ポストカードは様々な場で受賞した作品をお送りします。
〈支援額10000円~の方が選択可能〉
〇ボーダーレストートバッグ…同じく、ボーダーレスアートの作品を用いた、とても可愛らしいトートバッグです。お出かけやお買い物など普段使いに適した少し大きめのサイズでの作成を予定しております。
〇「子どもの居場所づくりレポート」…子どもの居場所づくり事業の報告書をお送りします。
〇「未来にわたり住み続けたい街提案書」…地域と学校が協働して取り組んだまちづくりの取り組み報告書
〇法人の事業報告書
〇社会福祉法人つながり「サニースポット」で作るお菓子 …利用者さんたちが心を込めて作る美味しいお菓子を皆様のお家にお送りいたします。
※「社会福祉法人つながり」は、WAKWAKの向かいにある、知的障がいの方々が過ごし働く施設です。
〇支援してくださった方の名前がコミュニティスペース内に掲示される権利 …コミュニティスペース内に、感謝の気持ちを込めてお名前を掲示させていただきます。(匿名を希望される方は、その旨お伝えください。)
〈支援額30000円~の方が選択可能〉
〇富田地区での取り組みについてまとめた書籍 (次年度発行予定)
〈支援額50000円~の方が選択可能〉
〇名前を法人HPや通信にご掲載 …ご支援いただいた感謝の気持ちを込めて、当法人HPや通信にお名前を掲載させていただきます。(匿名を希望される方は、その旨お伝えください。)
〇会社や団体に対しての、人権学習や子どもの居場所づくり、地域づくりに関する研修 (日程は応相談) …人権教育や子ども支援に対して力を入れてきた富田地区だからこそお話しできることを、皆様にお伝えさせていただきます。
②数量限定スペシャルリターンを希望される方
社会福祉法人つながり「サニースポット」の利用者さんたちの作った製品をリターンとして皆様にお届けします!
※「社会福祉法人つながり」は、WAKWAKの向かいにある、知的障がいの方々が過ごし働く施設です。
商品名横のカッコ内の数字は上限数になります。
画像はイメージで、違う柄のお届けになる場合もございます。
〈1000円〉
お花コースター (10) / ファスナー付きポーチ (50) /スクエアポーチ (5) /さをり財布・マグネット 2点セット (5) / さをりマグネット・ポケットティッシュケース・カードケース 3点セット (100)
〈1500円〉
エコバッグ (80) / ランチョンマット・お花コースタ― 2点セット (1) / ペットボトルホルダー (3) /さをりポーチ・マグネット 2点セット (5) / コースター・ペンケース・マグネット 3点セット (2)
〈2000円〉
エプロン (20) /さをりポーチ・ネームホルダー・名刺入れ 3点セット (4)
〈2500円〉
メガネケース・スヌード・さをりポーチ 3点セット(5)
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
起案者情報
(写真)一般社団法人タウンスペースWAKWAK事務局長 岡本工介
【略歴】
●社会福祉士
●関西大学人権問題研究室委嘱研究員
●平安女学院大学非常勤講師
●大阪市立大学非常勤講師
●宝塚市人権審議会委員
●環境教育事務所Community of Trees主宰
●大阪大学大学院人間科学研究科博士前期課程
【プロフィール】
大阪府高槻市に生まれる。
2002 年以来、毎年渡米し、およそ20年にわたってネイティブ・アメリカン居留区でラコタ族の人々と出会い、ともに生活する中で彼らの伝統的儀式や生き方、自然観に深くふれ親交を深める。また、放浪の旅の中、様々な国立公園やアメリカ南部を旅し、黒人公民権運動の指導者であるキング牧師のルーツを訪れる。
旅の中で“ルーツを大切に生きる生き方”と“Community Of Trees”(様々な木々が育つ森を地域に創る)というヴィジョン(夢)をもちかえる。
現在は、高槻市富田地域に基盤をおき、社会的包摂のまちづくりに携わる一方で、大学の非常勤講師等も務める。また、環境教育事務所Community Of Treesも主宰している。
【職歴】
龍谷大学卒業後、環境教育プランナーとして、公立の小学校・中学校・高等学校、行政機関、企業、環境教育施設などで子どもから大人までを対象に人間関係トレーニング、ワークショップ、教職員研修、企業研修、講演、キャンプなどの企画・運営に携わる。
2008年より一般社団法人高槻市人権まちづくり協会の職員(事務局次長)として高槻市及び高槻市教育委員会からの受託業務として同市の人権啓発業務(講座、研修会等)の企画運営や総合相談業務、法人運営、施設管理業務に携わる。
2016年4月に独立、現在に至る。
【まちづくりへひとこと】
次の20年を見据えて、事業がその時々の政治状況にふりまされることなく、小さいながらもマイノリティが自らの足で立ち(法人として)、組織のかじ取り(経営)をしていくこと。その中で子どもから高齢者のセーフティネットを生み出す持続安定的な社会的企業を創ること。
さらには、地域・家庭・学校・行政・大学・企業など多セクターとの協働により次の50年のコミュニティの姿を創造していくことが次の挑戦です
【好きなこと】 大自然の中でゆっくりと過ごすこと
【得意なこと】 アウトドア・マラソン
【facebook】https://www.facebook.com/kosuke.okamoto1
//////////////////////////////////////////////////////////////
【団体名】一般社団法人タウンスペースWAKWAK
【代表者】岡本茂 (代表理事)
【HP】https://wak2.jimdofree.com/
【facebook】https://www.facebook.com/wakwak2012/