こだわり野菜の魅力を広めたい!女子大生5人組でマルシェ開きます!!

こだわり野菜の魅力を広めたい!女子大生5人組でマルシェ開きます!!
固定種とF1という言葉を聞いたことはありますか?野菜には、固定種とF1種という種類があります。この2種類の野菜の違いについてみなさんに理解して頂き、野菜を購入する際の選択肢が広がったら嬉しいです!SDGsが声高に叫ばれている今、自分ごととして捉える1つのきっかけを作りたいと考えています。

これらの特徴から、市場に出回っているほとんどの野菜はF1種です。

F1種は、消費者・生産者共にメリットが大きく、安定した収穫量や農作物の均一化を求められる現代の農業を支えているのです。育てやすく、万人受けしやすいF1種が途絶えることはないと考えられます。

しかし、近年では環境問題が深刻化しており、環境問題の解決が国際的な最重要課題となっています。そこで私たちは、国際的に持続可能な開発目標とされているSDGsに着目しました。

自然農法と慣行農法

野菜を生産する上で、様々な農法がありますがここでは、有機農法と慣行農法の2つについて比較しながら紹介します。

有機農法とは

・科学的に合成された肥料および農薬・除草剤を使用しない

・遺伝子組み換え技術を利用しない

慣行農法とは

・作物を病害虫・雑草から守るために農薬を使用する

・作物の成長に化学肥料を使用する

・安定収穫・定規格・定品質の野菜作りを可能にする

慣行農業は,作物の収量最大化を目指した農法スタイルであり、現在では、約99%の農家さんが慣行農業を行なっています。

このように二つの農法は対比しているわけではなく、有機農法は自然や生き物を大切にする、慣行農法は作物の収量効率化・最大化を目指すというそれぞれの目的があります。

SDGsと循環型農業

 循環型農業とは、畜産や農業・家庭などで廃棄物を肥料に利用したり、農業で出るゴミを循環利用することで持続可能な農業を成り立たせる取り組みです。固定種の栽培と循環型農業は環境の危機的状況を救い、SDGsの以下の項目に貢献できると考えます。

12 つくる責任 つかう責任:持続可能な消費と生産のパターンを確保する

・固定種の生産・消費

「つくる責任」

→固定種は種の自家採種が可能なため、循環型の持続可能な農業を実践できる。

「つかう責任」

→消費者が持続可能な方法で作られた作物を選択して購入することで、生産者の生産パターンを変化させていくことに繋がる。

13 気候変動に具体的な対策を:気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策をとる

→化学肥料に頼らず廃棄物を有効活用することによって、ゴミを減らし環境への負担を減らす

15 陸の豊かさも守ろう:陸上生態系の保護、回復および持続可能な利用の推進、ならびに生物多様性損失の防止

→固定種を受け継いで栽培することで、種の絶滅を防ぎ生物多様性損失を防止する

現在では、ほぼF1種の野菜を購入するという選択肢しかなく、無意識的にF1種の野菜を購入している人が多いと思います。しかし、持続可能な社会の実現のためには、固定種や自然栽培・有機栽培で生産された野菜を購入するという選択肢を増やす必要があると考えます。固定種や自然環境に配慮した野菜を選ぶ人が増えれば、環境に優しい方法で生産される野菜が増え、地球環境の改善につながると思います。私たちは、野菜を購入する際の選択肢を増やし、固定種や自然栽培・有機栽培で生産された野菜の魅力を発信したいという想いで、このプロジェクトに取り組んでいます!

日本ではまだまだSDGsに対する意識が低く、意識を高めるきっかけとなる取り組みが必要とされています。このプロジェクトを通して、一人でも多くの人に野菜の正しい知識と固定種やこだわり野菜の魅力が伝わり、野菜を購入する際の選択肢が広がったらとても嬉しいです!さらに、活動の中でSDGsに対する意識を高め、持続可能な社会実現のため、SDGsを自分ごととして捉える一つのきっかけを作りたいと思っています。