、部品も古いモノは供給もありません、レース用マシンの宿命でしょう。よって、オークションなどで手に入れても、走らせるまでに手間取り、また、実際に走るまでには多くの難題につまずく、これでは誰もが気軽にカートを始められる状況では無い様に思うのです。
こんなに単純・簡単で面白い乗り物を、より多くの方々に味わい楽しんでいただきたい!
新品で、それも組み立てキットとしての販売であれば、親子での組み立ての時間の共有から始まり、そしてシンプルな造りであるからこその面白さがわかり、作り走ることで楽しめるカートの持つ本質を提供したいと考えたのです。
イメージは、当時に販売されていたKARTキットに近いこの様なKARTキットとなります。キットは、ハンドツールのみで、ボルトナットでの組み立て可能なものです。
こだわり・特徴
65年前のKARTがスタートした1956年当時の様に走り曲がり止まるだけのシンプルなカートを作りたいのです。現在のカートは、素晴らしい造りになりましたが、レースのレベル、スピードが上がったことにより、安全対策の部品が装備されたり、マシンの性能向上に伴うサイズなどの変更で重量も増しました。重量の増加は、慣性質量の観点からは、マシンの運動性能にも影響しますし、安全性にも気をつけなければとイタチごっこの様なことになります。ですから、今のカートの様にはスピードは出なくても、軽くてクイックに動く、当時作られた様なシンプルなカートがあっても良いと思うのです。昔、僕が子供のころに夢中になったカートはそのスタイルこそ幼稚で簡易な物でしたが、走らせる楽しさはいっぱいありました。だから、そんな初めの一歩を楽しめるシンプルなカートを目指して作るのです。
草野球があるから、プロ野球がある・・・このような考えのもと、気軽にできるカーティングスポーツが無ければカートの世界は狭いだけで発展は望めません。そしてそれは、日本のモータースポーツの発展にもつながると思うのです。
そして、基本はキット販売、ちょっとした工具があれば、親子で作り出せるもの。おじいちゃんとお孫さんでも良いでしょう。子供だけで組み立てて、大人がそれを確認すると言ったことでも良いと思います。要は、自分で形にしてそれに乗って走れる!完成車に乗って走るのももちろん楽しいですが、自分で作ったものに乗り走らせる・・・これは最高の学習、喜びになるのではないでしょうか!!
組み立てが不安の方には、完成車でも販売します。でも、シンプルな造りのカートは自分でメンテナンスして走らせる必要はありますよ、自分でセッティング変更は可能ですから、それも楽しみの一つです。
プロダクト誕生までのお話
現在のカートが素晴らしいのだからこの様なカートは必要とされるのか、僕の様な考えに賛同していただける方がいるのか? 資金が乏しい中でも賛同者がいれば作ることが可能だと感じているからこのクラウドファンディングで募集いたしました。少しでも賛同者がいれば造る勇気・元気が出るので、この場をお借りしています。
日本は、自動車産業が製造業界のトップであるにもかかわらず、自動車レース、KARTレースなどに対する認知・評価が低すぎると思うのです。 そしてこのカートに関してはあまりにも認知されていなく小さな小さな市場規模なのです。でも、この面白さを少しでも広めていきたい、スポーツとして多くの人々に知っていただきたいと常日頃思っています。
そして、若者が車離れだとか、言われている中でも、やっぱり楽しく面白い物を広め残していきたいと思うのです。
資本主義の