コロナ禍で出社することが減った昨今、打ち合わせや営業もオンラインでやることが多くなった、などの理由で、スーツの出番が少なくなってきています。
スーツで出かけることが減り、カジュアルスタイルの出番が増えた今、欲しいのはスーツでもカジュアルでも履ける靴。「どんなスタイルでも履ける靴があったら…」と思いませんか?
皆様、初めまして。
大阪で靴の企画・製造を行っている、株式会社RONSAM(ロンサム)と申します。
私たちロンサムはこの度、初の一から開発した自社ブランド商品である『エリニュス・クラウン』をご紹介したく、このプロジェクトを立ち上げました。
私たちのブランド『エリュニス・クラウン』は、
ビジネスでもカジュアルでも履ける
鮮やかな色合いの大人の革靴
です。洗練された優美なデザインとその鮮やかな色合いがとても美しい、ビジネスシューズの範疇でありながら、 スニーカーのような履き心地。私たちロンサムが自信をもってお勧めできる一足が出来上がりました。
『エリュニス・クラウン』の一番の特徴は、パティーヌ加工。
パティーヌとは、溶剤、製油、顔料、染料を塗布しながら、皮革の着色及び漂白を行うためのさまざまな技法を用いた染色技法のことです。色を何層にも重ねて染め上げることで、手作業ならではの独特のムラ感を出すことができます。長年培ってきた職人の技が要求される、非常に巧みな技法です。
一足一足職人が手作業で染め上げていくので、二つとして同じ色合いの靴はありません。加えて履きこんでいくうちに風合いが少しずつ変わり、真に自分だけの一点モノに育っていく。購入時の美しい色合いが履くことでより美しく変化する過程を、ぜひ楽しんでいただけたらと思います。
そしてもう一つの特徴は、そのつくり。
程よい甘さのヴァンプタイプの革靴は、どんなシーンにも溶け込むことができます。履きこむことでさらに自分だけの表情が現れます。変化の過程がよくわかる、パティーヌの良さを味わうのに最も適したデザインです。
ソールのステッチには赤色の糸を施すなど見えない部分にもこだわり、さらなる履きやすさを追求してスニーカーレベルのクッションを採用しました。その履き心地の良さに病みつきになること、請け合いです。
コロナ禍でなかなか外出もままならない状況が続いています。そんな中、気分を上げるためのちょっとしたお出かけに、おしゃれに履きこなしてほしいと考えています。
ロンサムでは、これまでOEMの靴をメインに生産してきました。すなわちその販売先は個人のお客様ではなく、小売店です。小売店の要望や値段ありきで、靴の開発を進めてきました。
OEMの傍ら自社ブランドの靴も作ってはいましたが、一番重視していたのは同様にコストです。何よりも買っていただくことを念頭に置いた大衆的な靴づくりをしていました。
しかし、自社で企画販売しているとはいえ、それではOEMの靴づくりと変わりません。
ロンサムの顔になる靴を作りたい。
その思いで、一からの靴づくりに取り組むことにしたのです。それは、私たち自身が履きたい靴を考え、作る取り組みでもありました。
まずは靴のシルエットです。
靴づくりでは、シルエットのベースとなるラスト(木型)とモールド(金型)はすでに販売されているものを流用するのが常ですが、今回ロンサムの顔となる製品を作るにあたって、木型、金型をゼロから作るところから始めました。日本人の足型に合わせ、履きやすくおしゃれに見えるバランスを考えて何度も作り直し、研究を重ねてたどり着いた極上の木型を採用してい