手層は充実しています。
しかし、「コロナビール」を初めとした大手スポンサーの撤退やプロモーション会社の怠慢も重なり、2015年からは遂に伝統ある「新人王トーナメント戦」までもが中止。
シティ内での試合は今なお減少傾向にあります。
そんな環境では抱えている選手達の試合の契約を結ぶのが精一杯。やっとの思いで契約出来てもメキシコのプロモーション会社の多くは日本では考えられない対応の連続です。
試合日や対戦相手の変更で済めばまだ優しい方、、。
階級の不当な変更や、一番大事なファイトマネーの未払いなど、日本だと必ず守られるべき約束はほとんど守られる事はありません。
それが「メキシコ」と言う国なのです。古川氏は選手と共に何度も辛酸を舐めて来ました、、。
「このままでは育てた大切な選手達が不当に埋もれてしまう、、。」
そう思った古川氏は一念発起。
厳正、公平、そして誠実な組織を目指して自らプロモーション会社を立ち上げる事に。
メキシコシティ在住ボクサーにとって救いの場になると信じて、、。
古川氏の願いは通じ、数多くのメキシコシティ在住ボクサーが熱い試合を繰り広げる!
また私達は数多くの日墨対決を実現!参加した日本人選手はプロ13人アマ7人合計20人、複数回出場選手含めて延べ35人。
(私達はプロアマ共に出場の興行を行なっております。) ※墨=メキシコ
古川氏はメキシコシティの日系企業様に足を運んで支援をお願いし、その資金援助を得て興行を打つことが出来るようになりました。
この場をお借りして、ご支援して頂いているスポンサー様に厚く御礼申し上げます。
2016年にはメキシコプロモーター最優秀賞を受賞。日本人は勿論の事、外国人としても初の快挙!
古川氏の思いは届き、多くの選手がリングに上がりました。
また厳正、公平なリング作りを目指したその誠実な姿勢が称えられ2016年には「外国人初」となるプロモーター最優秀賞の受賞を果たします。
プロジェクトをやろうと思った理由
メキシコのコロナ禍は日本の比じゃない。
メキシコは新型コロナ死者3万5000人突破でイタリアを抜き世界4位に、、、。
しかし24回目になる12月の興行を迎えた今、世界的コロナ禍によりメキシコは日本以上の危機に。
なんとかこの状況を打破出来ないかと、あらゆる方法を模索していたところクラウドファンディングのシステムを知りプロジェクトを立ち上げる事にしました。
何故コロナ禍の中、開催に拘るのか、、。
プロジェクトを読んで「なぜそんな厳しい状況下で開催にこだわるのか?」と疑問に思われた方も少なくないのでは無いでしょうか?
メキシコ人にとってボクシングは貧困から抜け出すための手段。我々はそんな境遇で試合を求める選手達の受け皿であり苦楽を共にするパートナーでもあります。
日系メキシコ人選手と共に日の丸を掲げて撮影、、。ボクシングを通して日墨交流の発展にこれからも努めてまいります。
私達は上記でも申し上げさせて頂いた通りメキシコに拠点を置き普段の練習から選手と時間を共にしております。
そこで目にしたのは、メキシコ人にとってボクシングは「生活であり貧困から抜け出すための手段」という現実でした。
肝心の試合が無ければ彼らは貧困から抜け出す以前に練習してきた事さえ披露する事が出来ません。
それだけは何としても阻止したい、そして世界を目指す日本人ボクサーのためにも公平で安心して上がれるリングを提供したい、、。
クラウドファンディングを通して様々な方にご支援をお