ワイン野生酵母を使った唯一無二のシャンパン清酒とオーク樽熟成

ワイン野生酵母を使った唯一無二のスパークリング清酒とオーク樽熟成
自然発酵ワインで著名なココ・ファーム・ワイナリーにて採取した新規野生ワイン酵母による唯一無二のスパークリングタイプの日本酒とその日本酒を一年間ワインオーク樽で熟成した熟成酒の2種類。従来の日本酒とは一線を画す新しい清酒の提示

を投入し、一年間じっくりと熟成させます。昨年同様、清酒の黄みがかった色と合わさり、かすかに色づく程度となる予定ですが、酵母を従来の「とやま産まれ野酵母」から野生ワイン酵母ccPTM18煮切り替えましたので、これまでとはひと味違って、より樽熟成した白ワインに似た感じになることが期待されます。

樽熟成酒は近頃は巷でもたまに見かけるようになりましたが、野生酵母を使用した原酒を樽熟成した例はほとんどなく、「尾仲」のオリジナルな特徴です。通常の酒造りに使われる「きょうかい酵母」にはない、五味一体となった野趣あふれる濃醇な味わいが特徴です。
清酒「尾仲」これまでの軌跡

これまで9年間、全13種類の「尾仲」ラインナップ

清酒「尾仲」は2012年に最初のロットが生産されました。当時、成政酒造におられた道高良造杜氏の長年の酒造りで得た経験によって、野生酵母である「とやま産まれの酵母」を用いた純米吟醸無濾過原酒が造られました。

これまで8回の醸造経験により、野生酵母の発酵特性もかなりわかってきました。通常のきょうかい酵母ですと、もろみ発酵が後期に入り、酸が出てくると発酵が止まりますが、野生酵母は酸が出ても発酵が続くため、従来の日本酒とは一線を画す酸の切れ味が特徴の濃醇な味になるということがわかりました。

今回は酒米に富山県南砺市産五百万石を用いて60%精米の純米吟醸酒を限定醸造。これまでの8回の野生酵母を用いた造りを参考に、ccPTM18の特徴を引き出す醸造を目指します。度数と酸度が高めの濃厚旨口、かといって決して重すぎることもない、深い味わいのお酒になる予定です。

2016年にクラウドファンドMakuakeにて、この幻の酒「尾仲」復活プロジェクトが開始され、2016年は200人近くの方にご支援頂き2016年度版は約700本の清酒「尾仲」が世に出されました。2017年、2018年,2019年、2020年とさらに支持を広げ、これまでに、のべ1000人近い方のご支援を頂いております。記念すべき新たなステージで醸す「尾仲」も、たくさんの皆様にお届けしたいと考えております。

どうして尾仲って名前なの?

実はプロジェクト実行者の名字そのものなんです。
最初はもっと清酒っぽい名前にしようと考えていました。しかし、2012年に最初の尾仲の醸造がスタートし、遂に瓶詰めという時まで新しい名前をひねり出せず、おまけに清酒っぽい名前のほとんどは既に他社で商標登録されているため、万が一付けた名前が他社の商標侵害となったら製品回収にもなりかねず、名字のままで見切り発車的に発売となりました。個人的にはちょっと恥ずかしいのですが、書家さんに頼んで書いてもらった尾仲のラベルの字の出来映えが素晴らしく、また、ユニークな酒質にはユニークな名前という点では合っているかなと、今では思っています。
「尾仲」を醸す成政酒造のご紹介

成政酒造は富山県南砺市にある明治27年創業の小さな蔵
「成政」の由来は、越中の国を治めた戦国武将・佐々成政が水を求め、鑓をふるって地を突いたところ、そこから水が湧き出たという謂れを持つ「槍の先の水」を使って醸造していることに因みます。

南砺市一帯は全国でも有数な酒造好適米の産地で、高品位な酒造好適米『五百万石』『雄山錦』を生産する地域であり、良い水と良い米から醸される成政酒造の清酒は全国新酒鑑評会金賞受賞蔵として知られています。

困難を極めた麦酵母から能登のベテラン杜氏による清酒醸造

清酒「尾仲」は「とやま産まれの酵母」を使って成政酒造にて伝説の能登杜氏・