ていました。
しかし、このコロナ禍で残念ながら、モンゴルを訪れる観光客は皆無で、観光客に販売していたフェルト製品は全く売れなくなってしまい、収入が激減し、生活することが非常に困難な状況に。。。
これが今のモンゴルの現状なのです。正直言って、国の発展途上にあるモンゴルで、彼女達がより人間らしく、母親らしく、女性らしく生きていくことは大変なことで、彼女達の希望ある明日に向けて、日本の皆さんの力を貸して下さい。
NPO法人MOJANAホームページより引用
解決したい社会課題
モンゴルは、日本の約4倍の面積に、日本の人口の1/40の約335万人が暮らしています。ロシアと中国に挟まれた東アジアの北西部に位置しており、実に国土の80%を牧草地が占めています。
主要な産業は、豊富な天然資源による鉱業と畜産業が中心で、ヒツジ🐏1,168万頭、ヤギ🐐1,223万頭等と、モンゴルの人口の約10倍の家畜が飼育されているのです。
30年前は社会主義の国でしたが、民主化以降、政治的、経済的混乱が続き、2020年の1人当たりの国民総生産GDPは3916USドルと世界116位のレベルで、およそ日本の1/10の水準しかありません。
しかも牧草地の減少や雇用環境の悪化等により、首都ウランバートルへの人口集中と貧困層の増大に伴う、家庭崩壊、シングルマザー、や家庭内暴力の問題も多く抱えています。
ウランバートル高層ビル群(高層ビルはブルースカイビル):引用元PHOTOLIBRARY
首都ウランバートルの表通りは華やかで、ブティックやデパート等もありますが、ウランバートルを囲むように市街の周囲は、貧困層のゲル(モンゴル遊牧民の移動式住居)が所狭しとあります。ここで暮らしている人々は、都会のアパートにも住めず、かといって昔の遊牧生活に戻ることも出来ず、僅かな収入で暮らしています。
ゲル地区の現状 引用元PHOTOLIBRARYライセンス取得済
モンゴルの主要な産業は、豊富な天然資源による鉱業と畜産業が中心だと言いましたが、天然資源による鉱業からの恩恵は、まだまだ普通のモンゴル家庭には行き渡ってはいません。
モンゴル国石炭採掘:引用元Pixabay
一方、遊牧民文化に欠かせない家畜からとれるフェルトは、100%羊毛で作られる素材で、通気性が優れた健康に良い、自然に土にもどる環境にやさしい素材です。フェルト製品は鉱業と違って持続可能な資源なのです!
このプロジェクトで実現したいこと
以上のように、このコロナ禍で観光客が激減したことにより、フェルトによる収入の道が閉ざされた彼女達に、明日への希望のために、グラウンドファンディングを通じて皆様の支援を申し上げます。
このコロナ禍では、現地での買付や、女性達の現状とそのニーズの把握にも事欠いており、速やかな取り組みが必要です。
具体的には、コロナ後も見据えながら、彼女達が作るフェルト製品の販売を支援することや、製作道具等の支援、フェルトの材料費などをはじめ、彼女達が安心して仕事に取り組める生活の安定への支援など、現地のニーズに応じた細やかな対応をしていきたいと思います。
具