飯屋の看板メニューとなった
地域の名産・海苔使用の「海苔チキンカレー」
目の前のお客さまの笑顔のために、妥協なく料理を作ってきました。
まだ小さい娘たちも、お店を手伝ってくれることもあります。応援してくれる家族、そしてお客さまの「おいしい!」の笑顔が、私たちの活力となっています。
そして、私たちにはもう一つ大切にしていることがあります。
それは「食材はできるかぎり街から仕入れて、街で経済を循環させる」ということ。
▲街の仲間たちと営む農園で野菜づくり
▲地域の海苔問屋「並木海苔店」にて
「街に必要とされる人」
「街に必要とされるお店」
「街に必要とされる商品作り」
地域に密着したお店づくりで、たくさんの元気と笑顔をうむお手伝いができればと思っています。
オープン直後に新型コロナウイルスが流行し始め、人が集まることが難しくなりました。
▲コロナ流行前には当たり前にあった
食卓を囲んでの一コマ
私たちが思い描いていた「食べるを通じて心と身体に笑顔を」には、「たくさんの大切な家族・仲間と集まって、同じ釜の飯を食べ、笑い合う」という情景が浮かんでいました。
それとは一転し、「集まらないでください。密を作らないでください」という社会の流れができていく。
「分かる、分かるけれど・・・辛い」
「お店を開けて良いのか?続けて良いのか?」
「何が正解で、何が間違いなのか?」
答えや終わりが見えない、本当に毎日が苦しい日々です。
予定していた料理会や記念イベントは、もちろんすべてキャンセルとなりました。
私たちのカレーを食べて健康になってもらいたい、健康について考えるきっかけにしてもらいたい。
けれど、「お店に行って、食事をする」という行為さえも、推奨されない風潮。
自粛要請がでているなかで、お客さまは来てくださるのか。
そして、来てもらっていいものなのか。
健康のために、美味しいカレーを食べてほしい。でも、お店に来てほしい、と言いづらい・・・。
正解の見えないコロナ禍の中で、日々葛藤しながら、はがゆい思いで営業を続けてきました。
昼飯屋をオープンして、約1年半。
あるとき、常連のお客さまから「ここのカレーを食べると、元気になる」「週に一回、エネルギーチャージにきています!」と声をかけていただくことがありました。
その瞬間、すべての苦労が報われた気持ちになりました。
伝えたい想いがあるからこそ始めた昼飯屋。「食べるを通じて心と身体に笑顔を」 が私たちの原点であり、元気や健康を届けるためにつくっているのが昼飯屋のカレーです。
「だから、この想いを伝えるために、お店を休まずに続けよう!」
そう決意し、夫婦で何度くじけそうになっても、お互いを励まし合い営業を続けてきました。
そうして足を運んでくださるお客さまのおかげで、今日までお店を続けることができています。
そんな中で「お店には行けないが、ぜひ食べたい」と社会状況により移動が難しい方や遠方に住んでいる方からも、声が寄せられるようになってきました。
最初は「何か代わりに勧められるものがあれば・・・」とも考えましたが、私たちの基準に準ずるものが見つからず、また「昼飯屋のカレーを家でも食べたい」というお客さまの声を聞く中で、「ここまでこだわるならば、自分たちで作ろう!」とレトルトカレーづくりを決意しました。
コロナ禍で、テレワークや自粛などで”おうち時間”が増えている方が多いと思います。
そんな中で、男女問わずですが、特に料理をすることが多いお母さ