とのやりとりは基本的に口頭で行われるため、より綿密な打ち合わせが必要でした。触知できる物差しの使用や、触知できる印付けで切断・穴開けを行うなど様々な工夫で試作品づくりに挑み、河津氏の鍼灸師人生を注ぎ込んだ1脚が完成。
開発者メッセージ
熊本にて「河津はり治療院」を開いております河津卓と申します。今回のプロジェクトでは、私の長年の無謀な夢が現実となり、喜びでいっぱいでございます。
昔から、間違った姿勢で座ることによって背中を痛めている方を診る機会が多く、特にパソコンの普及にともない、その傾向は強くなっていきました。おそらく何百万人もの方が同じように苦しんでいらっしゃるだろうことを考えると、何かせずにはいられず、「椅子に背中を合わせるから、背中や腰を壊す。それならば、背中に合わせることができる椅子をつくろう」と決意し、無謀な夢へのチャレンジを始めました。
市販の椅子を研究して問題点を探り、試行錯誤を重ねた結果、ようやく正しいS字カーブを保てる独自構造に辿り着き、特許取得にも取りかかりました。
視力の無い私は図面や書類を見ることも書くこともできないため、特許出願は苦労の連続でしたが、それでも諦めずに何とか乗り越えて取得できたときの嬉しさを、今でも鮮明に覚えています。
そして、特許の取得後にも大きな壁がありました。家具製作に全く関わりのない世界にいた私にとって、私の構想を具現化してくださる製作所探しは、想像以上に難しいことだったのです。何度も何度も門前払いの繰り返しでした。もう無理かもしれないが絶対に諦めたくないと思い、断られる覚悟で家具関連の企業へ相談したところ、なんと業務用家具メーカーのアダルさんにつないでもらえたんです。そこからはアダルの担当者様とともに、具現化に向けて走り続けました。
これはもう本当に、奇跡のような出会いだったと感じています。心から感謝しております。
そしてここからは、間違った姿勢、腰や背中に悩んでいる方々の健康づくりに少しでも貢献できることを願います。「平方鍼法」の鍼灸師人生の全てを注ぎ込んだ1脚を、お役立ていただけましたら幸いです。
実行者紹介
「家具メーカーという枠組みを越えて、サービスメーカーとしてお客様を支える」をモットーに、あらゆる分野の業務用家具製作を担う。1953年の創業以来(当時の社名はイスヤ商会)、60年以上にわたって、本当に必要とされる家具づくりと向き合い続ける。
最後までご覧くださり、ありがとうございます。
河津氏とのご縁をいただき、その強い想い・使命感に共感し、長い歳月の中で試行錯誤を重ねながら、具現化に向けて尽力してまいりました。
今回の椅子製作にあたりましては、できる限り多くの方々に河津氏の想いや開発ストーリーを知っていただきたいという気持ちがあり、詳細までお伝えできるクラウドファンディング「CAMPFIRE」にてリリースさせていただくことにいたしました。
家具を通して、たくさんの方々のお悩み解決に貢献できましたら幸いです。
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メーカー名:株式会社アダル
ウェブサイト:https://www.adal.co.jp/
事業内容:営業用イス・テーブル・什器などの製造卸販売、その他、インテリア資材販売及び設計・施工
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【スケジュール】
● 2021年11月中旬 クラウドファンディング終了
● 2021月12月中旬リターン順次発送予定
【特定商取引法に関する記載】
●販売事業者名: 株式会社アダル
●代表者または通