ローカルのカフェとZ世代の5組とによるCDアルバム制作応援プロジェクト

ローカルのカフェとZ世代の5組とによるCDアルバム制作応援プロジェクト
「カフェと語学とカルチャーと。」をコンセプトに大分を拠点とする独立系カフェ「10 COFFEE BREWERS」が、ニューシーンのアイコンとなる可能性を秘めた新世代アーティスト総勢5組の楽曲を収録したコンピレーションアルバムをリリース!?制作応援クラウドファンディングです。

と。」をコンセプトに、
福岡・大分を拠点とする独立系カフェ「10 COFFEE BREWERS」が新プロジェクト『dawn』を始動させた。

本プロジェクトは、音楽シーンに新たな波を立てるアーティストをリスナーの元へと送り出すことを目的としたもの。

オススメ作品を自動選択するアルゴリズムや協調フィルタリングがアップデートされ続け、
音楽や映画のパーソナライズ化が加速する令和のいま。
視聴履歴から私たちの好みが分析され、お薦めの作品や何なら好みに沿ったサムネイルまでもが届けられる時代。

フェイクニュースの拡散やコミュニティの分断が進み、自分と異なる意見が入って来なくなって久しいことにも気付けなくなってきて。自身の考えが偏ったまま増強されてしまう「1億総エコチェンバー」ジェネレーション。

なんと、私たちが聞いている映画や音楽、纏っている服に至るまで。愕然とするが82%はレコメンド経由。18%程しか、「(自分にとっての)新たな波を立ててくれる未知のもの」と出会えていないのだ。

これでは噛めば噛むほど味が出る、所謂「スルメ曲」の類に出会える訳もなく。運命の「something(何か)」との偶然的な出会いを自ら拒絶しているようですらある。

検索と推薦システムのバイアスにより、人気なものは複利的に表示されやすく、より人気になってしまう。と言うことは・・・才はあるがマネーもコネクションもない駆け出しのフレッシュアーティストの作品がリスナーの元に届けられる可能性は小さくなっているのでは?

とはいえ、明けない夜はないという。夜明け前がもっとも暗いともいう。「dawn(夜明け)」を背に走り始めた5組のアーティストから届いた13曲をお届けする。

第1弾企画として、lo-key design、ZIW、FLEUR、Madness Pin Drops、ego apartmentといった、間違いなく今後のニューシーンのアイコンとなる可能性を秘めた新世代アーティスト総勢5組の楽曲を収録したコンピレーション・アルバム『dawn/10 COFFEE BREWERS’s selection』を12月1日にリリースする。

これにジャケットデザインという形の強力なキラーパスでアシストするのはイラストレーターの大河紀。HB FlieコンペVol.30 日下潤一特別賞や第22回グラフィック1-WALL 上西祐理奨励賞なども記憶に新しいイラスト界のエースによるアートワーに触れられるのもフィジカル音源の醍醐味である。

また、今作品のライナーノーツを手掛けたのは、Chillで気持ちの良い音楽をテーマにラジオ配信、と音楽リリース、空間プロデュースを行うライフスタイルレーベル「Chilly Source」主宰のDJ KRO。業界の注目度も透けて見えるようだ。なお、同作収録の13曲全てが初CD化音源となる。

ストリーミング時代に音楽体験はどう変わるのか?

「音楽に手触り感は必要ないのか?」

音楽業界のニューノーマルについて考えるきっかけになればこんなに嬉しいことはない。
参加アーティスト紹介
○lo-key design

シンガー salto とトラックメイカーmarsh willow による1997年生まれの二人によるプロジェクト。二人はそれぞれソロアーティストとしても活動している。2019. 8/17に主催したローンチパーティ、「Low Key Designs」ではHip-Hopシーンを賑わすkojikoii、ZIWらゲストアーティストと共にコーヒースタンドや古着屋、写真