を押さえます
財布に使われている留め具は一つだけ。ですが特殊構造により財布本体、コインポケットの二か所を押さえる事が出来ます。
これにより小銭入れの留め具が不要となりその分の厚みが抑える事が可能になりました。
この長い蓋には理由があります。
サンプルでは短い蓋でも作ってみたのですが小銭を入れると膨らんで蓋も開き気味になってしまいます。
蓋を長くする事により中に物を入れて膨らんでも開く事がありません。
また、お札を入れる時に小銭入れが逆さまになりますが左手親指でカードポケットを支えますと自然と薬指、小指が小銭入れの蓋に触れますので落下の心配がありません。
お札がお辞儀しない札押さえ
コンパクトな財布は薄さを求める故に札押さえがない場合が多いです。
ですが札押さえがないとお札がお辞儀してカードや小銭が取れにくくなってしまいます。写真では入れたばかりのお札を使用しているので、これは実際に使ってみないと分かりません。
rectum3は札押さえがついていますので財布を開いてもお札がお辞儀しません。なので札をかき分けてカードやコインを取るというストレスがありません。
取り出す時は蓋を外側に倒してあげることにより簡単に外す事が出来ます。
お札を入れるのではなく 挟む
お札は折らないで収納可能です。三つ折り財布は札入れが長い事が多く奥までしっかり入れる事が難しいです。場合によってはお札の角が折れてしまう事も。
この問題を解決する為にお札を入れるのではなく挟む方式を採用しました。
通常のマネークリップのように金具で押さえるのではなくカードポケットでお札を押さえます。
センター以外は開いているので角が折れる心配もありません。お札を入れる時はカードポケットを持ち上げて蓋押さえより下の部分に挟むだけ。革の床面が磨かれているのでスムーズに入れる事が出来ます。
多少ずれても問題ありませんのでストレスを感じる事がありません。
コインポケットも使いやすく
コインポケットは取り出しやすく入れやすい両マチ仕様を採用しました。
鍵も入れる事が出来ますのでrectum3一つでお出かけも可能です。
ポケット自体の深さを深くしているのでにより小銭が蓋の根本に刺さって飛び出さないようになっております。完全に開いた状態でもお札を入れる為に中のカードポケットを親指で支えると自然と小指、薬指が小銭入れにあたる設計になっていますので落下の心配がありません。
PRYM社製の最高級挽物バネホック
前作に引き続きホックはイタリア製のプリム社のバネホックを使用しています。国産の物に比べると値段は一つ10倍くらいしてしまいますが外せないポイントだと思い挽物のバネホックを採用しています。
※挽物とは…旋盤を回転させて削る方法で立体的なパーツに仕上がります。通常の物は真鍮の板をプレスして成型しています。
上質なイタリアバケッタレザー使用 お手入れ不要
有名ブランドも使用しているイタリアトスカーナ地方のタンナー、バタラッシー・カルロ社の最高級バケッタレザー・ミネルバボックスを使用しています。ミネルバボックスの特徴は自然な風合いの味わい豊かな表情です。表面にシボ(隆起)を出すシワ加工により上品な見た目になっています。シボの入り具合が部位によって異なります。そのため一つの財布でもパーツによって質感が全く異なります。その一つひとつの表情・個性を楽しんで下さい。
バケッタ製法とはイタリアに古くから続く手法で、ベジタブルタンニンでなめされた革を牛脚油(牛のすね骨や無締足