生の勝負をすることに決めて、
この度、足を踏み入れたこともない福岡へやって参りました。(まだ観光気分)
特技は黒板アート!お店のメニューから看板、イベントポップなどなんでも書きます!
▼お店が作られた背景▼
お店を持ちたいと思っていた時、構想を重ねる中で出会ったのがクラフトビール でした。
今では割と手に入りやすくなりましたが、IPAを初めて飲んだ時は衝撃的で、こんなにも苦くて、華やかで複雑な香り、どっしりとしたボディ。とてつもない個性に感動したことを覚えています。
また、同じ銘柄の商品でも、作った時によって味わいが少し違ったり、フレッシュな状態で飲む方が美味しかったり、寝かせてみる楽しみがあったり。樽で熟成させたサワービールなんか最高です!
そこに作り手の思いやストーリーが詰まっているクラフトビールは私にとって魅力的で、いつかお店をやる時はクラフトビールを柱にしようと決めていました。
小さな成功体験
私はクラフトビールのお店で働いている時、とある店舗の店長を任されることがありました。
実はこの店舗、しばらく売上不振で、赤字が出る月もしばしば。正直あまり調子の良いお店ではありませんでした。内装もカッコ良くて、料理も美味しい、ビールラインナップ悪くない。なのになんで?
私はまともに店長なんかやったことなかったのですが、ただ暇なのもつまらないので、とにかく楽しんでやることを目標に試行錯誤。
メニューブックを何度も変えたり、ビールイベントはもちろん沢山やりました。仲良くなったストリートミュージシャンの投げ銭イベントやったり、旅好きなスタッフが撮りためた世界旅行の写真展をやったり
何屋なのか分からない企画が多かったかも知れません・・・
しかし、試行錯誤を重ねて(スタッフと自分たちが楽しむことを前提に)営業していくうちに、お客さんもだんだんと1人、2人、また1人と顔馴染みのお客さんが増えていくんですよね。
そしてそのお客さんがまた友達や、知り合いを連れてきてくれるんですね。
気づけば売り上げも右肩上がりになり、そうするとスタッフももっと楽しくなり、オープン以来過去最高の利益を出すまでになったんです。
もちろん原価の調整や、人件費の管理など、お店にはいろんな仕掛けが必要ですが、
お店ってやっぱり人が大事で、スタッフが楽しんでいれば雰囲気も良くなって、お客さんも居心地が良くなって、いいお店になる。
そう思わせてくれる出来事でした。
この小さな成功体験が火種になって、イチから創り上げた自分の店を持ちたいとまたフツフツと思うようになりました。
▼クラフトビールのお店はセレクトショップ▼
お店は福岡市の薬院という街の繁華街と住宅地の間にあって、10坪ほどの小さなお店です。
樽生のクラフトビールは8種類日替わりで、ボトルや缶のビール、ナチュールワインや店主厳選の焼酎も用意しようと考えています。
今やクラフトビールの世界は多種多様で、日本だけでも500社を超えるブルワリーが存在し、クラフトビールのメッカであるアメリカでは8700社を超えるブルワリー(※2020年時点)が存在しています。
私はブロンドやゴールデンエールといった割とスッキリめのビールや、サワービールという酸っぱいビールが好きなんですが、奥さんはインペリアルスタウトと呼ばれる、すごく濃いいー黒ビールが好きだったりします。
トレンドやバランスもありますが、選ぶ人の好みやお店ごとに異なるチョイスをお客さんにも楽しんでもらえたらないいなと思っています。
焼酎も好きな店主としては、