はじめまして!
当プロジェクトをご覧になっていただきありがとうございます。
発起人の、大川晋平(おおかわしんぺい)と申します。
私は現在、熊本市内の金峯山という山間に住み、自然農の畑とその情報発信に取り組んでいます。
もともとはIT企業に勤めていましたが、あるとき大学院に入り直し人間コミュニケーション活性化に関する研究を始め、その研究の一環でコミュニティ田んぼのプロジェクトを運営していました。
プロジェクトでは農的活動の中でコミュニケーションがみるみる活発になっていくのを目の当たりにし手ごたえを感じる中、自然農に出会いその思想や可能性に感銘を受けます。
プロジェクト終了後はインドネシアのバリ島で自然農田んぼを、さらに東南アジア、ヨーロッパ諸国で自然農を広める活動をしつつ、自然農を気軽に学べる場を作ろうと模索していました。
そんな中ついに日本でご縁があり、ここ熊本で畑付きの空き家を使わせていただけることに!
数年前の自分がそうだったように、自然農を学びたくてもどうすればいいかわからない人が集い助け合えるシェアハウスを作りたい!と思い、今回のプロジェクトを立ち上げました。
自然農ってどんなもの?
自然農は「不耕起草生」と呼ばれる通り、無農薬・無施肥であるだけでなく、土を耕すこともせず、雑草も敵視しない農法です。
そして自然と調和して生きるライフスタイルそのものでもあります。
作物自身の生命力を全うしてもらうことにより、自然農野菜は肥料や農薬が無くても病害虫に強く健康に育ちます。
上手に作る方の野菜は甘みがありきめ細かく、品質的にも非常に良いものができます。
また人間自身も日々土に触れ、自分の食べるものを自分で作る喜び・自信の中で、自然に生かされているのは自分のことだと実感します。
コミュニティ田んぼのプロジェクトで交わされていたのは、まさにそうした喜びや自信が生き生きと息づくコミュニケーションでした。
自然農とは何より自分が本来の自分として生きられること、自らの然(まま)であることなんだと思います。そしてその世界がもっと多くの人に開かれてほしい、と思っています。
「熊本自然農ハウス」を作りたい
「熊本自然農ハウス」はその名の通り、「熊本で自然農を学び、実践できるシェアハウス」です。
しかしいわゆる農業研修のような場ではなく、様々な切り口で自然農に関心のある人が交流する場所にしたいと考えています。
実際、知らない土地で農地を借り、しかも自然農というそこまで一般的でない農法でやってみるというのは簡単なことではありません。
思いに共感してくれる人との出会いがあり、縁を繋げてくれて初めて農地を借りたりもでき、スタートラインに立てるというのが実情だと思います。
自分自身、自然農のプロジェクトのため良い場を探し放浪を続ける中で出会った方に紹介してもらい、今回の空き家オーナーさんに出会いました。
オーナーさんは自然栽培のみかん農家さんでもあったので、私の思いを理解してくれました。このシェアハウスでもそういう出会いが生まれるようにしたい。
単に勉強できるというだけでなく、暮らす人、訪れる人それぞれが持つ様々な知識やアイデア、日々の気付きをシェアし学びを深める中で、様々な形で人と繋がれる。そんな場にしたいと思っています。
菊池はこんなところです!
ハウスのある熊本県菊池市は湧き水で有名で、美しい地下水は自然農の畑に使うには最高です。
広がる農地と折り重なる山々の景色はとても美しく、120円で入れる温泉もあり、農作業で