瀬戸市の宿「ますきち」をリニューアル & 町の案内本を出版したい!

瀬戸市の宿「ますきち」をリニューアル & 町の案内本を出版したい!
2018年に開業した、愛知県瀬戸市にある、築140年の古民家ゲストハウス「ますきち」。2022年春オープンに向け、約730万円をかけて民泊から旅館業を取得し、改装します! さらに、瀬戸初の出版社を立ち上げ、瀬戸の案内本を出版します!

eenz.jp』という媒体で書いているので、読んでいただけると幸いです。

私が関東にいた時、瀬戸に戻ろうかと5年くらいは悩んでいたのですが、なかなか決め手がなく、動くことができませんでした。その大きな理由のひとつに、インターネット上での瀬戸の情報がものすごく少なく、今、瀬戸にどんな新しい動きがあるのかわからない、ということがありました。

そこで、瀬戸へ戻ると決めたとき、町歩きエッセイ『ほやほや』というウェブ媒体を立ち上げ、瀬戸にまつわる情報発信をはじめました。

ひとりではじめても、効果が薄いと考え、「ますきち」というリアルな場に拠点を置き、SNSなどでも連携して発信させてもらうようにしました。瀬戸のニッチな情報を発信し続けた結果、当初狙っていた瀬戸市外の方に広くというよりも、瀬戸の情報を切望している方や瀬戸愛の強い方から、熱心なファンになっていただいた、と感じています。

ただ、私の発信の内容、文章ベースということがニッチすぎて、外への広がりづらかったと感じています。そこで、ひとつの案として、瀬戸の町案内の書籍化プロジェクトが生まれました。

多くのひとはガイドブックというと、先に行き先を決めて、購入すると思います。けれど、わたしたちがつくりたい本は、旅のイメージをふくらませるきっかけとしての本をつくりたい。住んでいるからこそ伝えられる、まちの空気感が伝わるように、エッセイでつづります。

コロナ後の旅の仕方は大きく変わると考えています。日本にはいくつもの観光地が数多く存在し、まち全体が観光地として生きる場がたくさんあります。一方で、まだ知られていないけれど、おもしろいひとが集まり、住民たちは幸せにユカイに暮らしているまちがあります。

コロナ後、リモートワークがもっと普及して、旅と仕事が一緒にできるようになれば、後者のまちに訪れてみたい、というひとがかなり増えると思っています。そのきっかけになるような本がつくりたい。

ただ、そういったあまり知名度がないまちの本は、商業出版は非常にしづらいものです。出版社側からみると、世間に受け入れられ、売れるかのリスクが大きい上、取材、撮影の点数が多く、経費がかる。

出版にあたって、商業出版の可能性もみて、いくつかの出版社に相談させていただいたのですが、難しいという判断でした。そこで、出版社「ヒトツチ出版」(仮)を自分たちで立ち上げることに決めました!

出版社を立ち上げる、というと、とても大変なように感じると思いますが、つくるだけなら、それほど難しくありません。ただ、出版社と書店の間をつなぐ流通業者である「取次」を通して、本を置いてもらうことにハードルがあります。

そこで、私たちはまずは、本屋に限らず、地元、カフェ、雑貨店や知り合いのゲストハウスなどに置いてもらい、少しずつ販路を拡大していく予定です。販売目標は3000部です!

本の普及には、ますきち界隈、旦那や私、これまで出会ったみなさんの力が必要だと思っています。本当に良い本で需要があれば、本をおすすめしてくださる方が増え、少しずつ外へと広がっていくと信じています。

売れ行きを見ながら、大手取次以外の新しい取次の形、新サービスなども少しずつ生まれているので、そららも、探し出して利用していく予定です。

いろいろ書きましたが、ずっといつかは旅の本を出したい! ということが夢だったので、応援いただけると嬉しいです。時間がかかりそうですが、おもしろいものにします!

宿の改装費

・内装工事一式…約600万円

・旅館業に必要な消防設備費用…約1