<学生団体として世界初!>小型液体燃料ロケットでもっと宇宙を身近にしたい!!

<学生団体として世界初!>小型液体燃料ロケットでもっと宇宙を身近にしたい!!
近年,世界中で宇宙開発が活発になり,学生も宇宙を目指す動きが高まっています.しかし,液体燃料ロケットで宇宙を目指すことは技術的なハードルが極めて高く,成功している団体は少数です.そこで僕たち「Project Lazarus」は,液体燃料ロケットによる宇宙到達を目指します!

はじめに・ご挨拶

 こんにちは。この度は、このページをご覧いただきありがとうございます。私たちの学生有志団体「Project Lazarus」では、小型液体燃料ロケットの開発・打ち上げ・実用化を目標に活動しております。今はロケットを打ち上げるだけの強力なパワーを持つエンジンの開発に全力を尽くしています。そもそも、小型液体燃料ロケットとは何でしょうか? そこにはどのような価値があるのでしょうか? この団体が開発する意味とは? これから思う存分紹介させていただきますので、是非最後まで見ていって下さいね!

小型液体燃料ロケットの可能性は無限大!!

 小型液体燃料ロケットとは、読んで字のごとく、小型で液体燃料で飛ぶロケットのことです。現在世界中でロケットの需要が高まっており、アメリカのロケット企業を始めとする多くのベンチャー企業が低コストで運用できるロケットの開発に取り組んでいます。しかし、日本ではこのような宇宙事業に取り組んでいる企業や団体も少なく、本格的な実用化ができていないのが現状です。そこで、私たちも低コストで運用できる小型ロケットに着目し、実用化や小型ロケットのエンジン及び主要パーツの国産化を目指しています。また、打ち上げるだけではなく開発の過程でノウハウや技術を習得し、それを共有・後継していくことで日本の小型ロケット市場におけるプラットフォームを開拓することが目標です。そして、私たちには大きなこだわりがあります。それは冒頭でも紹介した通り「液体燃料」を用いることです。ロケットの燃料は大まかに2種類あります。固形燃料と液体燃料です。固形燃料は技術的に簡単に扱うことができるという特徴があります。固形燃料は火薬のようなもので一度点火すると、停止させたり出力を調整することができません。一方、液体燃料は燃料の量によって出力を変化させたり、停止や再始動も可能という特徴があります。技術的には圧倒的に液体燃料の方が難しいですが、将来的に衛生の軌道投入やリユーザブル化(打ち上げ後、ロケットを地球に帰還させる技術)を目指すのであれば、絶対に液体燃料を用いることが必要となるのです。液体燃料ロケットの開発は非常に難しく、取り組んでいる学生団体は皆無です。企業に目を向けても日本では数える程もありません。そのような現状の中、あえて液体燃料にこだわることこそが私たちの活動する意義だと感じています。そもそも小型ロケットにはどのような用途があるのでしょうか? もし小型ロケットが実用化したら、従来用いられているどんな方法よりも、圧倒的に高く、速く移動することができます。これは気象予測のための高高度大気観測(現在は気球を用いているが高度に限界がある)や災害時の視察(現在は航空機を用いている)に大いに貢献することでしょう。将来的には、無重力を利用した新薬の精製など全く別分野に貢献する可能性も大いにあります。低コストで手軽に打ち上げることができる小型ロケットだからこそできることです。そんな未来を目指して、日々開発に勤しんでいます。
本当にロケットなんて作れるのか??

 ロケットを作ろうと思うと、さまざまな壁に衝突します。材料の問題だったり法律の問題だったり、あとは資金不足だったり….。次から次へと無理難題に遭遇します。しかし、私たちは極力自分で手を動かし自分で解決方法を探ることでそういった問題を乗り越えています。とにかく調べて作って、失敗してを繰り返すことでノウハウや技術が蓄積され、いつの間にか問題が解決できるようになっています。

<メンバー全員で部品や配管を考え製作