巡り合えたご縁に感謝する、古くて新しい家族婚の形『寺×ウェディング』を広めたい!

巡り合えたご縁に感謝する、古くて新しい家族婚の形『寺×ウェディング』を広めたい!
お寺は家族の縁を結ぶところであり、ご先祖様にご報告する場。コロナ禍で奇しくも今、家族単位でしか集まることができない状況です。家族でしか集まれないからこそ、家族の縁をとりもつお寺で新しいご縁を結び、巡り合えたご縁に感謝する…そんな挙式『寺×ウェディング』を広めたい!と、プロジェクトを立ち上げました。

皆様、初めまして。Hygge Planningの笹川りえと申します。
ウエディングの司会者として長年結婚式に携わり、2019年秋、Hygge Planningとして独立しました。
お式を挙げる新郎新婦のお二人と参加される皆様、すべての方に良き思い出の結婚式となるように、お客様目線の結婚式スタイルをカスタムメイドでご提案しています。

人生で一番の晴れ舞台、結婚式。それが新型コロナの流行により、大きく揺らいでいます。
海外はもとより国内での移動も大きく制限され、大人数での会食もかなわず、現在主流である挙式と披露宴を合わせたいわゆる”結婚式”を行うのが難しい日々が続いています。そんな今だからこそ、結婚式について考えてみませんか。結婚式は何のために、誰のために行うのでしょうか。

結婚式の根本は、親戚縁者で集まって結婚するお二人を祝うためのものであり、お二人が親戚縁者にこれまでの感謝を伝えるためのもの。 それが時代とともに変化し、現在の結婚式の形になりました。

今、コロナ禍により、結婚式を行うこと自体が難しい、という異例の事態となっています。Hygge Planningのお客様には「安心して開催できるようになってから」と来年再来年への延期をご案内していますが、ご家族やお仕事その他のご都合で延期できない事情がおありの方も少なくありません。

結婚式ができない場合、”前撮り”や”写真のみ”を選択される方も多くおられます。でも、”前撮り”を行えばじゃあ本番はいつできるんだろう、と不安になったり、”写真のみ”の場合、写真だけで終わっちゃった…という後悔が残るのではないでしょうか。

そのような方にご提案しているのが、挙式だけを先に行うこと。披露宴は将来のオプションとし、その代わり挙式にお金と時間をかけて行う、という方法です。

挙式だけであったとしても、やりたいことはすべて行っていただけます。
お二人でゆっくりスタートの日を誓ったり手紙を読みあったり、ご家族ご親族に見守られながら海岸など密にならないところで人前式を行ったり、飲食はないけれどドレスを着たり着物を着たり。カメラマンを手配して配信できる手はずを整え、「私たち結婚しました」を周囲にお伝えできるようにすることも可能です。Hygge Planningでは、そんなお客様目線を大切にした挙式を行っています。

挙式を行うことで、「結婚式ができない」というストレスから解放してあげたい。その一心でこのようなご提案をさせていただくに至りました。そしてわたしは、

挙式を執り行う場所として
ぜひお寺をご提案したい!
『寺×ウェディング』を世の中に広めたい!!

と思い、このプロジェクトを立ち上げたのです。

もともと日本には、”結婚式”という儀式はなかったそうです。
明治以降、神前式やキリスト教式の挙式が定着する以前、婚礼の儀は新郎の家で行われるものでした。「花嫁道具」とは花嫁より先に新郎宅に運び入れる花嫁の荷物のこと、「嫁入り」は花嫁が新郎宅に移ること、そして「祝言」 は親戚縁者を招いてお披露目をする祝いの集まり。この3つを合わせて婚礼の儀と呼ぶのだとか。

現代には様々な結婚式のスタイルがあります。しかしそれはどれも明治以降に出来たものであり、元をたどれば家で行われていた婚礼の儀をはじめ、様々な儀式を参考に作られたのだそう。

そう考えたとき、お寺は今、挙式の舞台として一番日本人にふさわしいのではないでしょうか。

その理由はまず、お寺は家族の縁を結ぶところである、ということ。

日本人の生活に神社やお寺は