ご挨拶
こんにちは!愛知県岡崎市で靴のリーガルのお店を19年間経営している尾崎と申します。
私はもともと東京出身で、リーガルの靴を作っているリーガルコーポレーションの社員でした。
リーガルの本社でリーガルの専門店を統括する部署に14年間いたのですが、ある時、岡崎店のオーナー様より「店を閉店したい」と言われて、本社側の担当として閉店セールのお手伝いをしておりました。
その際に、何人ものお客様から「リーガルのお店を閉めないでほしい」「西三河からリーガルのお店をなくさないでほしい」とのメールを頂き、それに返事をしていたりいました。
さらに閉店セール期間中にお店でお客様にも似たようなことを言われているうちに、「それならば私が後を継いでやろう」と決めてしまい、本社を退職して私が後を継いでリーガル岡崎店を運営することになったのです。
その後19年間、リーガルシューズ岡崎店を経営することで、優秀店賞を5回、努力店賞を2回受賞し、さらにはリーガルのお客様関係指数全国1位を10年連続で達成するほどお客様とつながることができました。
それでもこれまでの19年間で私が思っていたことは、「だんだん日本に元気がなくなっていくなあ」ということでした。
このプロジェクトで実現したいこと
突然ですが、あなたはおじさんですか?年齢の定義はまちまちだと思いますが。だいたい40~60代くらいの方はおじさんと言われて良い年齢かと思います。私も年齢は55歳なので、おじさんど真ん中期くらいという自覚があります。
あの喧騒のバブル後、失われた30年と呼ばれ、仕事をしてもあまり報われる感がなく、それでも頑張ってきているのに、なんとなく邪魔者扱いをされて、最近では中高年の社員さんのことを「いるのだかいないのだかわからない存在として妖精さんと呼ばれている」と半笑いでテレビで言っているのを見て、私は一人で怒っていました。
若手社員にはなんとなく敬遠され、本来は能力も高く、経験も人脈も豊富なはずなのに、それを使いこなす人も正当に評価する人もいないので、ひたすらくすぶっているという人も少なくないのに、「いらないもの扱い」する世の中に理不尽を感じていました。
でもですね。おじさんがそうやってくすぶっていたり、若い人との断絶を「それでもよい」と受け止めていればいるほど、日本から元気がどんどん失われていくと私は強く感じているのです。
だってですよ、若い人は近くに尊敬する相手も、目標とする相手もいないまま、未来に希望が持てなくなっていくわけで、それで未来の日本が良くなるわけがないと以前から考えていました。
そんな折に、私が尊敬する経営者の人から「娘から2年間口をきいてもらえなかった」という話を聞き、「けっこうそういう人いるよ」と言われたときに、本気でなんとかしなければいけないと強く思ったのです。
今オンライン上では若者の教祖とも言われる人たちがちょっと極端な(そして耳障りの良い)意見を毎日発信して人望を集めています。彼らは勉強量もすごいし、言っていることに説得力もあります。だから彼らのことは否定はしませんが、本当は身近なおじさんたちがその役割をすべきだと思うのです。それくらいの力は持っているはずなのです。
だけど若者たちに受け入れられないのはなぜか?
なぜかというと若者が話を聞く以前に、おじさんたちの好感度が高くないからです。はっきりいうと低いわけです。
「ボロは着てても中身は錦」などという言葉はもはや死語で、若い子たちからすれば見た目や第一印象が悪ければその先に進めないので