山口での「搬入プロジェクト」を映像で世界に届けたい!

山口での「搬入プロジェクト」を映像で世界に届けたい!
2021年7月24日に山口県の山口情報芸術センター[YCAM]において、建物内にギリギリ入る大きさ・形状に設計された巨大な物体を、人力で館内に搬入する演劇プロジェクト「搬入プロジェクト」を無観客で開催します。この模様をインターネットで中継するとともに、記録映画を制作します。ご支援をお願いいたします!

はじめに・ご挨拶

私たちは山口情報芸術センター、通称YCAM(ワイカム)です。山口県山口市にあるアートセンターです。2003年11月1日の開館以来、メディア・テクノロジーを用いた新しい表現の探求を軸に活動しており、展覧会や公演、映画上映、子ども向けのワークショップなど、多彩なイベントを開催しています。

特徴的なのが「YCAMインターラボ」と呼ばれるチームを内部に抱えている点です。これは、キュレーター、エデュケーター、エンジニア、デザイナーなど、多彩なスキルを持つ30名程の常駐スタッフにより構成されているもので、市民やアーティスト、研究者、外部のエンジニアたちとともにコラボレーションをしながら、作品やワークショップなどを制作しています。
このプロジェクトで実現したいこと

2021年7月24日に、「搬入プロジェクト 山口・中園町計画」というイベントを実施します。

「搬入プロジェクト」とは、パフォーマンス集団・悪魔のしるしが発案した演劇プロジェクトです。会場となる建物内にかろうじて入る大きさ・形状に設計された巨大な物体を、人力で館内に搬入する様子を一種の「演劇」として提示するという彼らの代表的な作品のひとつです。

2017年に団体主宰者の危口統之(きぐち・のりゆき)が逝去した後は、この作品の著作権が放棄され、現在誰でも自由に改変して実施できる作品になっています。そうした状況を背景に、YCAMで主体的に「搬入プロジェクト」を実施することになったのです。

こちらが、YCAMにギリギリ入る大きさの物体です。全長8m、重さ300kgあります。これをおよそ30名の山口市民が集まって、人力で搬入する予定です。しかし、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が進み、観客を入れての開催が難しくなり、無観客で開催することになりました。現場で観覧・参加することを楽しみにしていた方々のために、インターネットでその模様を中継するとともに、イベント終了後に記録映像を制作し、公開したいと思います。そのためのご支援を賜りたく、今回プロジェクトを始めることにしました。
これまでの活動

本来、このイベントは2020年7月に開催する予定で、2019年から京都や東京など日本各地で研鑽を積むため小規模な搬入プロジェクトを重ねてきました。

2020年春からは新型コロナウイルスが拡大、それでもなお開催の可能性を模索すべく、感染症対策に留意した搬入プロジェクトを実施するなどもしていました。

しかし、その後、新型コロナウイルス感染症が急速に拡大し、この作品の感染症対策の観点からのリスク評価がまだ不十分だったため、1年間の延期をすることになりました。その後、感染症対策の専門家のアドバイスを踏まえ、2021年からは山口市内を中心に小規模な搬入プロジェクトを再開。山口市内の支援者を巻き込みながら、搬入プロジェクトのノウハウを蓄積していました。

資金の使い道

ご支援いただいた資金は、7月24日のイベントの様子をインターネットで中継するための経費に充当するとともに、イベント終了後に制作を開始する記録映像の制作費にあてます。

今回は会場が大きく、隣接する山口市中央公園からイベントがスタートするため、配信ならびに記録映像の撮影のために、7月24日にカメラマンを4名を手配したいと考えています。まずはその撮影費に。

それから、そのあとに続く映像編集の作業費に当てるとともに、映像にはゲストによる副音声などを特典として盛り込みたいと考えています。
リターンについて

2000円コース:バナー(小)