はじめに
数あるプロジェクトの中から、このプロジェクトをご覧いただきありがとうございます。
兵庫子ども支援団体では、「子どもが笑って過ごせる地域の形成」を目指して、小学生から高校生までの子どもたちへ学習支援を行ったり、勉強や遊びを行うことができる居場所を作ったり、LINEを利用したオンライン相談を受け付けたりしています。
兵庫県が4月にまん延防止重点措置区域に指定された際には、長引くコロナの影響で生活が苦しくなっている家庭が多くなっていると考え、兵庫県内の子育て世帯55世帯に食糧・日用品・文房具を届けました。
(生活支援デリバリー)
解決したい社会課題
兵庫子ども支援団体が行ったアンケートには、新型コロナの感染拡大による様々な影響が寄せられています。
◯ 収入への影響について
「一般就労しておらず、内職の契約があります。ただし、コロナの影響で内職の依頼がほとんど来なくなりました。」
「会社の人員削減で週2回までのシフトです。更にスタッフがコロナ罹患になり利用者が減り私のシフトも週1に減りました。」
「子供たちも小学校高学年になり、食べ盛りで買ったものもすぐなくなります。 頼りに出来る身内もなく、養育費もなし。最近では食費を切り詰めた生活をしています。」
「就職活動をして40社以上不採用になり、何とか決まったけどシフト制で給料は少なく不安定な状態で、仕事が安定するか先行き不安です。」
◯ 学校の夏休みを迎えるにあたって不安なこと
「今でも、親の食事を削ってでもお腹いっぱい食べさせてあげようとしてるが、夏休みの給食がなくなることで3食満足に食べさせてあげるじしんがない」
「学校が休みになると給食もなくなるので、まずは食費の負担が多く、栄養面もそうですが3食しっかり食べさせてあげることが出来るか不安です。 また家にいる時間が増えると光熱費も増えるので厳しい状況です。」
「給食がないから夏休みの食事に不安があります。2食になるだろうなと…」
普段の土日の昼ごはんを用意するのも大変な家庭がある中で、それが1ヶ月以上も続く、夏休みを本当に心配されている家庭が多くいます。
シングルマザー調査プロジェクトチームが今年4月に発表した「コロナ禍におけるひとり親世帯の子どもの状況」によると、昨年8月、9月には体重が減少したと回答した小学生の割合が10%を超えており、コロナ拡大により、ひとり親世帯などがもとから抱えている困難な状況に拍車がかかっていると見られています。また、同調査によると、お米(主食)が買えないことが「よくあった」「ときどきあった」と答えた世帯が40%もあり、厳しい暮らしを強いられている実態が見られます。
このプロジェクトで実現したいこと
団体では、「浅井スクスク基金」様のご支援によって、兵庫県内の100世帯に食糧支援を実施できるようになりました。7月4日(日)から募集を開始したところ、3日後の7日(水)には定員に達してしまいました。
多くのご家庭に興味をもっていただいた一方で、情報が行き届かなかったり、情報を得るタイミングが遅かったりして申込に間に合わなかった家庭がまだまだ多くあると考えています。そこで、さらに追加で50世帯に食糧支援を届けて、コロナによって生活が大変になっている家庭や子どもたちの健やかな成長を支えていきたいと考えています。なお、食糧支援を実施するにあたっては、各種証明書類の提示を行っていただきます。
《支援内容(例)》
・ごはん(白米)
・レトルト食品
・インスタント食品
・飲料水
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