はじめに・ご挨拶
甲斐市社会福祉協議会は、社会福祉活動を行う営利を目的としない民間の社会福祉法人です。地域に暮らす皆様のほか、民生委員・児童委員、社会福祉施設・社会福祉法人等の社会福祉関係者、保健・医療・教育など関係機関の参加協力のもと、「人と人がつながり安心して暮らせる福祉のまちづくり」の実現をめざした様々な活動を行っています。その活動の一つとして、平成27年度に設置した「甲斐市パーソナルサポートセンター」では、生活困窮者に対し、生活全般にわたる相談・支援を行っており、特に生活の基盤である‟食”については、企業・家庭等から食品等の提供を受け、食料等の支援を実施しています。
令和2年度は、生活に困窮している子育て世帯を支援するため、学校給食のない夏休み・冬休み期間中の食料等の支援を実施し、令和3年度は食料のほか、生活用品(生理用品、トイレットペーパー等)の支援に取り組みます。
また、新たな取り組みとして、子供の居場所づくり等を目的に、小中学生を対象とした「子ども食堂」を開催します。
社会福祉法人 甲斐市社会福祉協議会(山梨県甲斐市島上条3163)
私たちの地域のご紹介
山梨県甲斐市は、甲府盆地の中西部に位置し、人口は約7万6千人です。市の地形は南北に細長く、南部は住宅地と農地が混在する平坦な市街地区域、北部は、昇仙峡などの景勝地を有する森林資源や自然景観のある緑豊かなエリアとなっています。南部地域は、度重なる釜無川の氾濫と、氾濫を鎮める人間の知恵と努力が肥沃な土壌を生んだところで、四百数十年の歴史を経て今なお雄々しい姿をとどめる信玄堤があります。その釜無川左岸の南部地域では、市特産の「やはたいも」の栽培が行われており、市のマスコットキャラクター「やはたいぬ」は、特産のやはたいもと甲斐犬をモチーフとしております。
甲斐市までのアクセス方法としては、世界的に有名な建築家・安藤忠雄氏が設計した中央本線のJR竜王駅のほか、JR塩崎駅があり、中央自動車道の甲府昭和インター・双葉スマートインターチェンジ、国道20号、中央高速バスを利用することができます。
甲斐市上空からの富士山
赤坂台総合公園(愛称:ドラゴンパーク)
赤坂台ドラゴンパークのドラゴンのモニュメントです。
山梨県甲斐市では市特産のさといも「やはたいも」や「龍王源水」、「うめジャム」や「甲斐の本格芋焼酎 大弐」、「甲州小梅ワイン」などバラエティーに富んだ特産品も有名です。
撮影場所「農事組合法人 ゆうのう敷島」
これまでの活動
令和2年度には、新型コロナウイルスやそのほかの事情で経済的に困っている児童・生徒のいる世帯に対して、子供たちが安心して過ごせるように給食のない夏休み・冬休み期間中に食料支援を行いました。対象は甲斐市立の小中学校に通う児童生徒がいる世帯で、児童扶養手当を受給している世帯や住民税非課税世帯、新型コロナウイルス等の影響による困窮世帯のいずれかに該当する世帯を対象とし事業を実施しました。支援した食料については、1世帯当たり、お米(2~3Kg程度)、レトルトカレー、カップ麺、袋めん、のり、ふりかけ、菓子等(概ね1週間分)を支援しました。
【支援世帯数(令和2年度実績)】
夏休みこども食料支援
249世帯 394名
冬休みこども食料支援
154世帯 225名
合計 延べ403世帯 619名
夏休み・冬休みこども食料支援 支援した食料品
食料支援に際しては、精米作業からはじまり、お米の袋詰めな