CAMPFIREをご覧のみなさん、こんにちは。
岩手県宮古市にあるダウンウェア専門の縫製工場のクラウドファンディングへのはじめてのチャレンジになります。ぜひ、ご一読くださいますようお願いいたします。
ところでみなさんは、
ダウンジャケットのほとんどは海外で製造されていることは知っていますか?
ダウンジャケットは、縫製の手間が多いので”Made in Japan”のものはあまり多くありません。
アパレル不況の中、コロナ禍によってダウンジャケット製造の依頼はさらに少なくなり、国内にあるダウンウェア専門工場も次々と休業しています。
岩手にある私たちの工場もこのままでは立ち行かなくなるという段階まで来ていました。
「今挑戦しなければ、この先自社ブランドを立ち上げられるチャンスはない」
そう思い切ってオリジナルブランドに挑戦することに決めました。
「Hayachine Made」有限会社クラスター(岩手県宮古市)
岩手県が県内の縫製工場を支援する目的でスタートした事業”イワテメイドアパレルプロジェクト”に応募し、専門家のアドバイスを受けて立ち上げたのがオリジナルブランド「Hayachine Made(ハヤチネメイド)」です。
これまで培った製造のノウハウを詰め込み、納得のいく商品に仕上げ、今年の2月に参加企業6社合同で展示販売会を開催し、初めてのオリジナル商品『The Authentic Down Jacket』を発表しました。
Hayachine Madeのオリジナル商品『The Authentic Down Jacket』は、冬の寒い時期に街中でスーツの上に着ることを前提に開発されました。スーツスタイルに似合うシンプルさにこだわり、通勤着としての見た目と防寒や防水などの機能性を重視して開発した自信作です。
『The Authentic Down Jacket』をリリースした際、岩手県一関市で100年続く染物屋「京屋染物店」の蜂谷社長から「このダウンをうちで染めた刺子生地でつくりたい」とのお話をいただきました。
話を詰めていくなかで、オーセンティックの名の通り無駄な装飾を省き、性能を追求したこのダウンジャケットを全国の伝統工芸の織物や、新しいテキスタイルでつくれたらという夢が広がりました。
そして、満を辞して今回のクラウドファンディングで京屋染物店 謹製の本染め刺子生地を使用したダウンジャケットを発表します。
プロジェクト第一弾として岩手県南の城下町一関で100年続く染物屋「京屋染物店」で手染めした本染め刺子生地を使ったダウンジャケットを制作しました。
さらに内側のポケットには、岩手県盛岡市の「幸呼来(さっこら)Japan」が「京屋染物店」で染められたあまり布を織った裂き織を使用。私たちのサスティナブルなものづくりへの思いが込められています。
刺子生地と手染めへのごだわり
「京屋染物店」では今なお、手染めにこだわっています。それは手染めだからこそ出せる絶妙な力加減で、生地繊維の奥まで染めることができ、色の深みと奥行きを出すことができるからです。
本染めは、職人による手捺染で、表面に凹凸のある刺子生地も均一に深みのある色に染色し、深く染まった色は、長くご使用する過程で擦れや適度な色落ちにより『良い味』を出し、より一層深味のある表情へと変わっていきます。
さらに本染め刺子生地には、撥水加工が施されており、雪や雨にも強い仕様となっています。
昔ながらの手染めにこだわり着るほどに輝きを増す染めを追求
手染めだからこそ出せ