方々にご迷惑をかけ、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。「協力するよ!」と言ってくださっていた方々へも、諦めざるを得ない状態になったことの説明と謝罪へ。そして、塗装の協力をお願いしていた地元企業のAdd Wallさんへ伺った時に、社長が「後もうちょっとやのに、ここで諦めるなんてもったいないないやん!」と声をかけてくださり、再構築を始めることになったのが1年半前のこと。
数年に渡るこのプロジェクトを、ようやくみなさまにお伝えできる段階になりました!
名前の由来
ここ泉北は、遡ること約1600年前の古墳時代に、日本最古の器といわれる「須恵器」が生産されており、日本書紀には『茅渟県陶邑(ちぬのあがたすえむら)』と記された土地です。
大蓮公園内にある須恵器が焼成されていた窯跡
『RE EDIT』の活動を通して、器の原点がこんな身近にあったことを知り、この土地の歴史に触れて感動したことを、ぜひみんなにも伝えたい!そして、土地の記憶を紡いでいければと思い、名前を受け継ぐことを決めました。
また、資料館建設当初の願いであった「コミュニティ・ミュージアム」を半世紀という時を経て表現できればと、まちの人たちのくらしが垣間みえる「わたしのまちの、くらしの博物館 space.SUEMURA」と名付けました。
1971年7月号『新建築』泉北考古資料館 特集より
Coming soon !!
共に考える媒体としての場
space.SUEMURAは、個人・団体・企業などの枠を超えて、楽しく、無理なく、取り組むことができる「環境にも人にもやさしい生活」を共に考えていく媒体です。
spaceには「空間・余白・宇宙・間」など、さまざまな意味が含まれています。そして、わたしの「好き」や「得意」が活かせる場所。お友達と分かち合うのもいいし、訪れる人へ振る舞うのも楽しい!
どんな過ごし方をするかは、あなた次第。さあ、今日は何しよう?
<アトリエ>
モノづくりを楽しむところ。お花・陶芸・草木染めなど、水道やガスが必要な手仕事に最適なスペースです。廃棄塗料を使ったペイントアートやオリジナルグッズが簡単に作れるシルクスクリーン印刷なども随時行っています。また、廃棄予定だったものを再活用する研究や実験もしています。
例えば、施工時の余剰塗料を使ったペイントワークショップ ※写真はAdd Wallでのイベント出店
例えば、オリジナルグッズが簡単に作れるシルクスクリーン印刷
※写真はhello_miss_mollyさんデザインのオリジナルグッズづくり
<キッチン>
台所を囲んで一緒に料理を作ったり、誕生日会をしたり、得意料理を振舞ったり、楽しいひとときを分かち合うところ。
例えば、季節の台所仕事「地産地消で味噌づくり」※写真はNew Village Farmさんの味噌づくりの様子
<畳のお部屋>
ゆったりと過ごすところ。デジタルな世界から、ちょっと距離をおいて、ヨガや手仕事の時間を共にしたり、寛ぎながら会議ができたり、座談会などにオススメのお部屋です。赤ちゃんも大歓迎です!
堺の大江畳屋さんが畳について、いろいろとアドバイスしてくださいました!
<全体を使った企画・展示>
アートや造形作品などを展示したり、フロアを貸し切ってのイベント開催や、プロジェクターを使って、上映会やセミナーなども。可能性は無限大!「やってみたい」を叶えよう♪
例えば、展示会 ※写真はキタノビレッジさんで開催されたPittore Feliceさんの展示会の様子
また、大人と子