はじめに・ご挨拶
はじめまして。
滋賀県湖南市で鍼灸マッサージ院を営んでいる、平木愛と申します。
今回が2回目のプロジェクトとなります。
私の患者さんには、体の動作が不自由な人が多くおられます。
私は体を思うように動かせない人たちのために、
着脱が簡単で、しかもオシャレが楽しめる服を作りたい!
その服を着て心も体も元気になってもらいたい!
そんな思いでこのプロジェクトを立ち上げました。
左:見出しの写真の方・川部ミドリさん 右:平木
前回のプロジェクトでは、介護が必要な方のオシャレ服を高島ちぢみで作製しました!
前回のプロジェクトページはコチラ
https://camp-fire.jp/projects/view/298209
そして、第2段目となる今回は、
着物をリメイクして、体の動作に不自由を感じている人用のオーダーメイド服
を作ります!
自分用の着物リメイク服を着て、笑顔でポーズを決めてくれる川部さん
《 いきさつ 》
当院では来院と訪問の両方で、鍼灸マッサージの施術をおこなっています。
訪問でお伺いする患者さんは、体の動作に不自由を感じている方が非常に多い。
そんな方々に、ちょっとしたお願い事を頼まれることがあります。
「悪いけど、脱ぎ着しやすい服、買ってきてもらえない?」
体が思うように動かないと、服の着脱も一苦労です。
そんな悩みにお応えしようと探しに行きましたが、体が不自由な人用の服はあまり売っていません。
あっても種類が少なく、パジャマみたいなデザインのものばかりです。
患者さんは
「もうこんな体じゃオシャレなんてできないわね~」
なんて笑って対応してくれましたが、なんだか少し寂しげ。
その寂しげな姿を見ていたら、すごく悔しい気持ちになってしまいました。
その悔しさから、
「それじゃあ着脱しやすくて、さらにオシャレも楽しめる服を私が作る!」と決心しました。
縫製の知識なんて全くありませんが・・・
このプロジェクトは、こんなきっかけから生まれました。
前回のクラウドファンディングでは、いろんな方の力を借りて、介護が必要な方でもオシャレができる服を製作しました。
前回製作したブラウス 【La・フック® 19×2(イチキュ-バイツー)】
この服を作るきっかけとなったのが、認知症を患われたお母さんのフリース姿を見たときの
「なんだかお母さんらしくないなぁ」という娘さんの一言でした。
前回は
○ 介護が必要な方に着せやすい
○ オシャレ
○ 着心地が良い
○ 機能性が高い
○ いろんな症状や体型にも対応できる
○ なるべく安く
というコンセプトで作りました。
オシャレで着心地が良いものを作るため、生地に「高島ちぢみ」を用いました。
ただ、なるべくお買い求めいただきやすい価格にするには、まとまった量の生地を注文しなければできません。
そのため、同じ生地、同じ仕様で作るため、バリエーションがあまり作れませんでした。
《 患者さんの一言でオーダーメイド服の製作を決意! 》
前回のブラウスをいろんな方に見てもらうと、「こういう形がいいわ~」などの意見をたくさんいただきました。
『オーダーメイドの服の方が喜ばれるのかなぁ』と悩んでいた時、一人の患者さんとの会話をきっかけで、オーダーメイド服を作ってみることを決意しました。
そのきっかけとなった人が、見出しの写真にも使わせていただいた川部ミドリさん。
川部さんは、平成22年に脳出血を起こし、現在も右半身に麻痺が残っています。