今なお木曽馬と生活する古民家と世界最小級の水族館を守りたい

今なお木曽馬と生活する古民家と世界最小級の水族館を守りたい
飛騨高山にある、日本遺産認定の古民家「匠の館」と、おそらく有料では世界最小級の「森の水族館」。アヒルや烏骨鶏、木曽馬が飼育され、小川のせせらぎが心地良い癒やしの空間になっているが、コロナと昨年の豪雨での最寄り橋が通行止めで入館者数が大幅減。施設維持のため、動物の餌代だけでも助けていただきたい。

はじめに・ご挨拶
飛騨高山にある民芸ミュージアム匠の館、森の水族館を運営しております、田上と申します。「民芸ミュージアム 匠の館」は築139年、飛騨の名工、川尻治助(国重文、日下部民藝館を建てたことで知られる)が12年の歳月をかけて造り上げた古民家で、併設の「森の水族館」は世界最小規模ながらも、川の渓流が感じられる水族館として25年間ひっそりと営業を続けています。
「匠の館」外観
ロケ番組でも何度か紹介された、開放的な日本家屋の「匠の館」本座敷

日本遺産「飛騨匠の技・こころー木とともに、今に引き継ぐ千三百年ー」構成文化財の一つ、田上家住宅こと「匠の館」館内。飛騨では最大級の梁組。平成31年度中学1年道徳の教科書にも紹介されこともある文化財ながらも、動物たちの鳴き声もあいまって、ゆるーい気持ちになれる不思議な空間。

今なお、人と馬が生活を続けている「匠の館」。木曽馬の幸輝くんは9歳馬。人間に換算すると35歳位になります。6月の庭には可憐な紅玉山芍薬も

館内では昭和風景鉄道ジオラマも楽しめます。

併設の水族館では、テニスコート1面分ぐらいの小規模ながらも、渓流の状態が楽しめるような造りになっており、巨大イトウ、ニジマス、イワナなども泳いでいます。

匠の館、森の水族館を運営する(有)田上太郎四郎 取締役 田上優利恵と申します。大阪生まれの大阪育ち、レコード会社勤務などを経て飛騨に嫁ぎ18年。日本建築の良さに気づき、毎日動物たちに囲まれながら店番しています。
このプロジェクトで実現したいこと

観光客が来ても来なくても、動物を飼育している限りは毎日の餌や世話が必要です。餌代節約のため牧草地から刈り取った草を干したり、庭も自分で手入れするなどの経営努力はしてますが、梅雨や冬などは馬の牧草も仕入れなければならず、コストカットできないのがネックです。 屋敷を市などに寄贈すれば、古民家を守る苦労はしなくて済むのですが、特にこのコロナ禍において、動物たちの息遣いを感じ取り、当館で心を落ち着くお客様の姿を見ると、なんとしてもこの空間を守り続けたいと思うのです。

経費節約の為、敷地内で干し草作り
私たちの地域のご紹介

日本で最も広い市、高山市の丹生川町は乗鞍岳の麓、高山市と奥飛騨温泉郷の中間に位置しており、夏は乗鞍岳登山、冬はスキー、最近ではアニメの聖地巡礼として若い方も訪れるエリアになっております。

当館駐車場から見える風景
水族館横に設置されている両面宿儺像
プロジェクトを立ち上げた背景

コロナ以前は年間6000人程の来館者があった当館ですが、コロナによる外出自粛で昨年度の来館者数は半分程に。昨年は国からの持続化給付金もあり、持ち堪えることはできましたが、去年の7月の豪雨で最寄りの橋が最近まで二箇所通行止め、内1つは決壊し年内12月20日まで通行できず、入館料のみの維持管理だけでは、かなり厳しくなりました。

去年の豪雨の4日間降り続いた大雨で床下浸水し、家が少し傾いてしまった当館。日本遺産認定の古民家であっても、県や国の重要文化財には指定されていない為、コンクリート基礎にするには、莫大な金額の負担となり、現在も修復のメドは立っていない。

              

国道158号線から当館への最寄り橋は令和3年12月20日までの工期で、現在も通行止め。仮にコロナが年内に収まったとしても、今年度の来館者数は減る見通し。
これまでの活動

地元の保育園、小学校の遠足では無償で開放していたこともあり、数年前に遠足で来られた当時の小学生がパパ

タイトルとURLをコピーしました